コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

山崎ケイ、「ちょうどいいブス」炎上から学ばず? 番組のセクハラを「かわす」ことの怖さ

2020/07/02 21:00
仁科友里(ライター)

 山崎は5月10日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、「ちょうどいいブス」は炎上するから使えないと話していたが、こうなったら、早急に新キャラを作ったらどうだろう。

 「ちょうどいいブス」は、「酔ったらヤれると思われる女でいい」という少し卑屈な感じを抱かせるが、実際の山崎はそうでもないようだ。19年1月24日放送のTBSラジオ『ハライチのターン』で、ハライチ・澤部佑がこんなエピソードを明かしている。山崎は掘りごたつの飲み屋で飲んでいる際、狙っている男性でなくても、相手の足を踏み踏みするそうだ。男性は自分に気があるのか、ヤレるのかと思うそうだが、山崎は男女の関係になる気はないらしい。また、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、松本人志は山崎について「“浜田のオンナ”みたいな雰囲気出してくる」といったニュアンスの発言をしていた。これらのエピソードから、山崎は男性に対して実は積極的なのではないかと思うのだ。

 なので山崎は今後、恋愛大好き、オトコ大好き、もしくは小悪魔キャラで行ったらどうか。若者が恋愛をしなくなって久しいと言われているが、そうでない人だってたくさんいるはずだ。一昔前は、女芸人は恋愛下手というレッテルが貼られていたが、今はそういう時代でもないだろう。自身がセクハラする側に回ってしまわないよう気をつけながら、ブレないキャラの再構築をぜひお願いしたい。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2020/07/02 21:00
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