中島健人&平野紫耀『未満警察』初回11.2%も……「覗き見シーン」が「性犯罪」「BPOに苦情送った」と物議
Sexy Zone・中島健人とKing&Prince・平野紫耀がダブル主演を務める連続ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(日本テレビ系)が、6月27日にスタート。初回視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で2桁発進となったが、ネット上では「ストーリーが薄っぺらい」「展開に無理がある」と不満の声も上がっている。
「同ドラマは、意識高い系をこじらせて新卒で入社した会社をすぐに辞めてしまった“理論派”の本間快(中島)と、亡き兄の意思を継いで警察官を志す“体力派”の一ノ瀬次郎(平野)が主人公。性格が真逆の2人は警察学校で“バディ”を組むことになり、ひょんなことから毎回事件に巻き込まれていく……というストーリーです」(芸能ライター)
初回では、警察学校の寮で同室になった2人が、寮の向かいにあるアクアショップの2階にいた美女・楓(真木よう子)を見ようと窓から双眼鏡で覗いていると、楓のいる部屋に入ってきた男性が楓を殴っている姿を目撃。事件の匂いをかぎつけた2人は、寮の窓から飛び降りて楓の元に向かうが、実は、楓こそが警察の追っていた一家3人感電死事件の犯人で、快と次郎は楓に高電圧の通電棒で感電させられ、命の危険にさらされてしまう……という展開だ。
「新型コロナウイルス感染拡大の影響で放送開始が延期になっていたため、ネット上では第1話を待ちわびていたファンから『やっと見られるのうれしい』『2人ともかっこいい』という声が多く上がっていましたが、一部では、警察学校の生徒が“覗き”行為をしていたことについて『性犯罪だよね?』『逮捕案件でしょ』と指摘が。しかも2人は、2時間も女性の部屋を覗き見していたため、『ストーカーと一緒』『警察学校の生徒が覗きってどうなの?』と批判的な声が寄せられ、中には『BPOに苦情を送った』という人もいました」(同)
さらに、通電棒で感電させられた快と次郎はトラックで山の中に運びこまれ、絶体絶命のピンチに陥るものの、本当の家主・信二(東根作寿英)に助けられ、その場から逃げ出すことに成功。しかし、なんの対策を講じることもなく、玄関から再びアクアショップに入り、またも危険に晒されることに。結局、寮の部屋を出るときに本間がメモを残してきたことで、教官の片野板譲(伊勢谷友介)と及川蘭子(吉瀬美智子)が駆けつけ、事件解決に至った。
「夜間に抜け出せるほど寮のセキュリティが甘い点や、警察に連絡することなく、まだ生徒である快と次郎が自分たちだけで現場に乗り込むなど、あり得ない展開が続き、ネット上では『ツッコミどころ満載だな』『刑事ドラマにしてはお粗末』と不満が寄せられています。しかも、難事件の解決に至ったという理由から、快と次郎の勝手な行動はお咎めなし。女性を“覗き見”していたことに対してなんの罰則もなく、『今のご時世、性犯罪につながる問題を見過ごすなんてあり得ない』『問題表現を正当化しすぎ』と怒りの声も見受けられました」(同)
ドラマでは今後も2人がさまざまな難事件に巻き込まれながら、事件を解決していく展開になる予定。コミカル路線に走るあまり、“時代錯誤”な内容にならないといいのだが……。