ブリトニー・スピアーズのインスタ投稿に、ビヨンセファン激怒! コメント欄炎上も「本人は気づいてない」?
自身の大きなおしりについて語るオモシロ動画や、LGBTQの権利向上・支持を訴えるプライド月間への情熱的なメッセージをインスタグラムに投稿し、コロナ禍でもファンを楽しませ、寄り添っていると好感度を上げたブリトニー・スピアーズ。ところが先週、ビヨンセのファンの怒りを買い、ネット上で大騒ぎとなった。
ブリトニーは現地時間6月24日、インスタに、「冠が添えられた黄金の女王蜂(Queen Bee)」の絵を投稿。優雅に羽ばたく女王蜂を上品に描いており、全盛期時代のブリトニーを想起させるような絵でもある。
投稿には「あたしのことをクイーン B(Queen B)と呼んでくれるファンのみんな……こっちのほうが正確なクイーン Bだよね」という絵文字付きのメッセージが添えられており、自分のことを女王蜂とたたえてくれるファンに対する感謝の気持ちを伝えたかったとみられる。
しかし、この投稿に激怒したのが、ビヨンセの愛称「Bey」と「Beehive(蜂の巣)」という単語をかけた「Beyhive(ベイハイヴ)」と呼ばれるビヨンセのファンたち。コメント欄に「クイーン Bはビヨンセのことだけど?」「ブリトニーがクイーン Bと呼ばれてるなんて聞いたことないわ!」などと書き込み、怒りを炸裂させた。それに対し、ブリトニーのファンが「ビヨンセのファンは知らないの? ブリトニーが21歳でハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム入りし、ビヨンセよりもファースト・シングルを売り上げていることを」「ビヨンセはクイーン ベイ(Bey)なんでしょ。クイーン Bはブリトニーなのよ!」と猛反論し、衝突が続いたのだ。
ネット上では「クイーン B=ビヨンセ」という人が多く、ブリトニーの投稿を疑問に感じる声が続出。一方で、「クイーン Bといえばリル・キムでしょ」「歴史を知らないんだね。クイーン Bを名乗りだしたのはリル・キムなのに」と女性ラッパーのリル・キムを引き合いに出す人もおり、Twitterでは「誰が真のクイーン Bなのか」という話題で盛り上がった。
米ニュースサイト「TMZ」は、ブリトニーがインスタグラムに投稿した「女王蜂の絵」の作者ジェナ・パディに取材。それによると、この作品は“言葉遊び”を絵にしたもので、題材はブリトニーでもビヨンセでもないとのこと。2018年に描いたこの作品をブリトニーがどのようにして知ったのかは「見当がつかない」状態で、今回の騒動はインスタを通じて知ったそう。ちなみに、女王蜂の絵を含むジェナの作品はオンライン上で販売されているという。
今回の投稿に関して、ブリトニーがビヨンセを敵視し、挑発する意図があったとは考えにくい。炎上してしまった投稿のコメント欄は閉鎖せずにそのままにしており、その後も思うがままに写真や音楽、動画を投稿していることから、炎上に気づいていない可能性も高い。
お騒がせセレブと呼ばれ、復帰は絶望的だと思われるような問題を起こしながらも、ファンのために音楽活動を続けてきたブリトニー。19年1月以降、歌手活動を休止してからもせっせと更新しているインスタグラムの投稿は、どれもファンを喜ばせようという気持ちが伝わってくるものばかり。新型コロナウイルスによる影響で生活に困っている人たちを助けるチャリティ・チャレンジのバトンを受け取った時も、「困っている人はDMちょうだい。助けてあげるから」と呼びかけていた。
そんなブリトニーだからか、今回の炎上も「どちらも世界的なスターなんだし、Bで始まる名前なんだから、2人ともクイーン Bでいいんじゃない?」と思ったよりも早く収束。ビヨンセのファンも、ブリトニーが言い訳も反論もしないことから、「まぁいいか」と気持ちを収めているようだ。