嵐、「サクラップ消失」の“Rebornシリーズ”に落胆の声……「残念すぎ」「バカにしてる?」とファン
嵐のデジタルシングル「Face Down: Reborn」が、6月26日より各配信サービスにて販売開始となった。「Face Down」は、2012年に大野智が主演を務めた月9ドラマ『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)の主題歌で、ファンの間でも人気があるダンスナンバー。さっそくダウンロードしたファンの間では高評価が上がっているものの、一部からは不満の声が漏れているようだ。
過去のシングル曲をリプロダクションする嵐の“Reborn”企画は、昨年12月にスタートし、今年5月までに「A-RA-SHI : Reborn」「a Day in Our Life : Reborn」「One Love : Reborn」「Love so sweet : Reborn」をリリース。5曲目となる今回は、12年5月に発売されたシングル「Face Down」にアレンジを加えた「Face Down: Reborn」で、嵐の公式YouTubeチャンネルでは「ARASHI – Face Down : Reborn [Official Lyric Video]」(26日)も配信されている。再生回数は同日午後5時時点で50万台を突破した。
これまでのRebornシリーズも賛否両論が噴出していたが、「Face Down: Reborn」に関しては特に、リプロダクションしたことによって“サクラップ”と呼ばれる櫻井翔のラップパートがなくなり、ファンから「原曲をリスペクトしてほしかった」などと落胆の声が。嵐といえば、今年の12月末をもって活動休止に入り、来年からは大野を除く4人が個人の活動へシフトする予定だ。そんな中で、過去のシングルを“焼き直す”リリースが続いていることに対し、「活動休止まであと半年しかないんだし、新曲を聞かせて!」「Rebornはもういらないって……いい加減学んで」「Rebornの何がいいのかわからない。嵐から気持ちが離れそう」「Rebornは原曲の良さをなくしてるし、お金をかけてまですることじゃない」と、快く思っていない人たちも少なくない。
「一部ファンは、嵐の“世界”に向けた発信が増えている点にも違和感を抱いています。『Face Down: Reborn』は、ほぼ全編英語の歌詞に書き換えられているため、『海外ウケを意識しすぎて英語だらけ。日本のファンをバカにしてる?』『日本のファンはほったらかしで、今さら世界進出を目指してるんですね』『日本のファンとしては、海外しか見てない嵐の現状が残念すぎる』といった辛らつなコメントもあります。また、『急に海外ウケを狙いすぎて空回りしてるよ。今の嵐は見ててつらい』『活休前に、世界じゃなくて“嵐ファン”に向けての楽曲を配信してほしい』と、フラストレーションが溜まっている人も少なくないようです」(ジャニーズに詳しい記者)
こうしたシビアな意見は、嵐の公式Twitterにも飛んでいる。「Rebornはいらない」といったストレートなリプライに対し、別のファンが「Rebornを楽しみにしてるファンもいる」「いらないなら聞かなきゃいい」と反論するなど、不穏な空気になっていた。
「嵐は6月2日にSNSで最新デジタルシングル『Party Starters』のリリース情報を解禁し、詳細は後日公開するとアナウンスしていました。しかし、同日に配信されたファンクラブ会員向けのメール伝言板サービスで、同シングルの『発売延期』を発表。新曲を世界中のファンに届けるべく、各配信プラットフォームを通じて販売する予定だったとした上で、『アメリカにおける抗議デモ』の動向に注視していたと説明しています。事態を重く見た嵐サイドは発売延期を決めたそうですが、26日の時点で新たな発売日は未定の状態。さらに“あと半年”という焦りもあるのか、嵐の活動方針に関する不満が募っているのでしょう」(同)
すべてのファンを喜ばせることは難しいのかもしれないが、せめて多く寄せられている指摘や要望には耳を傾けてもらいたいものだ。