KinKi Kids・堂本剛、ファンの言葉を受け「本当に死んじゃいそうだった」過去と「壊れた僕」を告白
KinKi Kids・堂本剛が、リスナーと真摯に向き合い、堂本に届くメッセージを通して対話を繰り返しているラジオ番組『堂本 剛とFashion & Music Book』(bayfm)。6月20日放送回は、堂本自身が精神的につらい日々を過ごした時期を振り返る一幕があった。
最近は、新型コロナウイルスに関連した話が増えている同番組。5月16日のオンエアーでは、「剛くんの話し方は優しいので、布団にくるまってラジオを聞いていると、一方的ですが、つながっているような気がして幸せな時間をもらっている」とのお便りを受け、堂本は涙声になるほど感激。リスナーに向けて「寄り添い合うことっていうのが、やっぱり今、大事だと思います」と温かい言葉を贈り、ネット上で大きな話題になった。
そして、今回は「愛とか、信じるとか、平和とか、言葉にすると茶化されたりバカにされやすいものです。今回の経験を通し、これまでよりも他者に優しくできる人が増えてくれたらいいなと切に願っています」などと書かれたリスナーからのメッセージを読んだ後、
「自分自身もね、やっぱり他者に優しくいたいなと思うけれども。人生の中でね、これまでにヒドい言葉もいっぱいもらってきたし。ヒドい態度もいっぱいされたし。それによって心は壊れたし。それによって心が壊れたけれども、またそこに対して、壊れた僕を『あいつ壊れた』『頭おかしい』っていうものがまた届けられちゃうというか。それにまた壊れていって。なんかもう、“死んじゃいそう”っていうのが素直なところで」
と、回顧。堂本は、10代で過換気症候群(過呼吸症候群)やパニック障害の症状に悩まされたと公表しているが、
「街なかですれ違ったファンの方がいまして。その方が『剛さんのペースで戻ってきてくださいね』って。『応援してます』って言ってくださいました。で、その後、そのままその場で泣いたのを覚えていますが。スゴく救われたんですよね、その一言が。で、いまだに、本当にそのすれ違った人が、人だったのか、誰だったんだろうって、スゴい不思議な体験でもありますけれども。いまでも、その道の前を通るたびにいろいろ思い出す」
と、ファンの存在で極限状態を脱することができたという。しかし、それ以前、最も調子が優れなかった時期は「本当に苦しかったし、しんどかったし。本当、死んじゃいそうだった」と吐露。“絶望的”だった暮らしの中で、「僕がいなくなればいいのか……って、スゴく思った」という。
「その人にとっては、そう思ってないことが、相手にとってはスゴく傷つくことがあるっていうこともあるけど。そんなレベルでもないねんな。確信的っていうか。“こいつを傷つけてやろう”と思った時に、人がとる行動、言葉。(中略)いまだに、人のそういう行動とかを見たり、感じたりした時には、急に呼吸速くなってきちゃって、過呼吸みたいになっちゃったりもするしね」