NEWS・手越祐也、ジャニーズ退所発表に見る“事務所との亀裂”――本人コメントなしの裏事情
6月19日、ジャニーズ事務所がNEWS・手越祐也との専属契約を終了したと発表した。新型コロナウイルスが蔓延する中、複数回にわたって“ステイホーム破り”を報じられ、現在「無期限の芸能活動休止」のペナルティを科せられていた手越だが、グループに復帰することなく、事務所を去ることになった。発表によると、手越と事務所側の双方による「合意解除」とされているが、両者の亀裂は想像を絶するものとなっているようだ。
ジャニーズは公式サイト上で、「この度、当社は、手越祐也との間で専属契約の終了について話し合い、本日をもって専属契約を合意解除することになりましたので、お知らせします」と報告。手越も同意したうえでの契約解除だとアピールしているが、手越によるコメントは一切ない。さらに、ファンや関係者へのお詫びを綴りながら、「これからNEWSは、小山慶一郎、加藤シゲアキ、増田貴久の3人が力を合わせて、グループ及び個人での活動に精進してまいります」と、グループの今後の活動について明かしている一方、手越の今後についは一切言及されておらず、「事務所として、手越を突き放している様子が見て取れる」(テレビ局関係者)という。
「事務所の発表を見るに、手越は、ジャニーズサイドから『見切りをつけられた』ということでしょう。実は手越は、今年に入ってから『2021年3月退所』という形で、ジャニーズサイドと合意に至っていました。その間に、17年からスタートした4部作のツアー完走、ファンへの感謝やお詫びなど、さまざまな“ケジメ”も準備していた。ところが、今年3月に幕が開けるはずだった『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』は、新型コロナの影響により中止。そして手越自身は、非常事態宣言中にもかかわらず二度にわたる“夜遊び”が報じられたことで、活動自粛の処分を科せられてしまいました」(同)
新型コロナの流行は「予期せぬ出来事」だったが、一方でペナルティに関しては、ジャニーズが手越に対し「追い出しモードに入った」ためと指摘されている。
「ジャニーズは各メディアに、手越の今後や処遇について『好きに報じていい』という態度で、批判的な報道からかばおうとしていなかった。そんな飼い殺し状態の中で手越が耐え続けるとは考えにくく、退所も時間の問題と言われていました。一部で報じられているように、手越は連日ボランティア活動に励んでおり、次の活動を視野に入れた上でのイメージアップを図っていたのかもしれません」(同)
なお、事務所退所に際し、手越は藤島ジュリー景子社長らジャニーズ関係者と顔を合わせることもなく、双方代理人弁護士を通じた話し合いで決まったのだという。
「事務所の発表に手越のコメントが一切なかったのも、そのためでしょう。ジャニーズサイドはあくまで『クビではない』という見解のようですが、やはり実質的には“クビ”に等しく、“円満”どころか完全な“不和”退所。今後、ジャニーズ所属タレントとの共演は一切見込めないでしょうし、現在唯一のレギュラー番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)も、このまま降板することになるのではないでしょうか」(芸能プロ幹部)
退所者が続出する昨今でも稀に見る「ケンカ別れ」に至ってしまったという手越。NEWSへの復帰を信じていたファンも多い中、彼は今後、どんな身の振り方をしていくのだろうか。