佐藤健、本田翼……芸能人YouTubeチャンネルブームのウラで「早々にひっそりと消えた」タレントたち
このところ、芸能人のYouTube進出が盛況だ。佐藤健、本田翼ら人気芸能人をはじめ、シニア層にもその波は拡大。小林旭、生島ヒロシ、池上彰など、一見YouTubeとは縁の薄そうな人物までデビューを果たしている。
「コロナ禍の中、家で過ごす時間が増えたからか、“まさか”の人物までどんどんYouTubeに進出していて、芸能人のYouTube開設ブームと言っても過言ではない状況です。主なファン層がシニア世代の芸能人のYouTubeチャンネルも、そこそこ人気。81歳の小林旭が6月15日にオープンした『マイトガイチャンネル』は、わずか数日で約4,600人がチャンネル登録している(6月19日正午現在)という順調な滑り出しです」(芸能ライター)
そんな中、以前からYouTubeに目をつけて参入していたが、すでに更新がストップしているタレントもいる。「時代を先読みし過ぎたその三大タレントが、泰葉、松居一代、板東英二」(同)だとか。
「“お騒がせタレント”の泰葉は、2016年に開設した『泰葉チャンネル 私しゃ、歌っちゃいますよ』と、18年に開設した『ユーチューばばあ泰葉』の2つのチャンネルを所持していますが、2018年5月から更新されていません。『ユーチューばばあ泰葉』では、ベストセラーの漢字学習帳『日本一楽しい漢字ドリル うんこ漢字ドリル』(文響社)に泰葉が挑戦し、間違えたら水、墨汁、小麦粉などを頭からかぶる……という動画シリーズを展開。『転がる』と書くところを『頃がる』と書き間違えた泰葉が、ペットボトルの水を自ら頭にかけて『冷てぇ』と叫ぶなど、シュールな傑作揃いでしたが、『泰葉 永遠活動休止のご挨拶』の動画をもって更新は止まったままです」
同じく‟お騒がせタレント”枠の松居一代も、「松居一代NewYork Life」というチャンネルで約2年前から動画を投稿していた。
「18年5月に公開された『松居一代 緊急報告』と題した動画では、元夫・船越英一郎から名誉棄損で刑事告訴されたことを報告。神妙な面持ちの松居が、『あす、出頭し、取り調べを受けることとなりました……』と語る動画は、約94万回再生という記録を打ち立てています。『ユーチューばばあ泰葉』の最高再生数が約7万回であることと比べると、その注目度の高さがわかります。しかし、こちらも昨年12月、NYで軽やかにスケートを滑る松居の姿を収めた動画(約4万2,000回再生)を最後に更新されていません」(同)
最後の一人、板東英二は、16年9月から「B.E.(Boiled Egg)チャンネル」を開始。多くの芸能人より一歩も二歩も早くYouTubeに目をつけていたことになる。
「当時人気のあったダンスネタ『本能寺の変』や『PERFECT HUMAN』を踊る動画をアップするなどしていました。若者の間で浸透している“踊ってみた”シリーズに手を出すとは、かなり時代を読む力があったと言えます。ほかにも、ゆで卵ネタ、野球ネタという板東の鉄板に加え、つけまつ毛や美肌パックを試す美容系の動画も。泰葉や松居に比べるとテロップなどの編集にも凝っていて見やすく、チャンネル登録者数も1万人に近づいていたのですが、17年2月を最後に更新はストップしています。板東らがYouTubeに進出した当時はまだ、“YouTube=テレビに出られない人がやるもの”というマイナスなイメージもありましたが、今は違います。3人は先見の明がありすぎたがゆえに、YouTubeの甘い汁を吸い損ねた感がありますね」(同)
人気芸能人がこぞってYouTuberデビューしている今であれば、注目を集めること必至の個性的な3人。再び舞い戻ってくることを期待したい。