嵐、数量限定の新曲「カイト」が予約初日に“完売”! 「ファン舐めてるの?」「転売される」と批判まみれ
嵐のニューシングル「カイト」が、7月29日に発売されることが明らかになった。初回限定盤DVD、初回限定盤Blu-ray、通常盤に加えて、嵐ファンクラブ会員向けの「嵐『カイト』ファンクラブ会員限定盤」も数量限定で発売する。しかし、発表と同時にファンクラブ会員限定盤の申し込みが殺到し、しばらく購入手続きが完了できない状態になっていたという。数時間に及んで闘ったファンからは「注文するだけで疲れた。数量限定で喜ぶのは転売する人たちだけでは?」「FC限定にするぐらいなら、受注生産にしてほしい」などと、否定的な意見が上がっている。
嵐にとって、シングルのリリースは昨年9月の「BRAVE」以来、10カ月ぶり。表題曲「カイト」は、シンガーソングライターの米津玄師が作詞・作曲を手掛けた楽曲で、昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』で、嵐が東京・国立競技場から初披露した「NHK2020ソング」だ。
嵐の公式Twitterにてアップされたメンバー出演動画では、「初回限定盤はですね、LPサイズのスペシャルジャケット仕様でございます。『カイト』のビデオクリップ、そしてメイキングも収録されていて、ブックレットも入っております」(二宮和也)「通常盤にはですね、『カイト』に加え、カップリング計3曲が入っています。そのうちの1曲が、昨年11月に天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典において、奉祝曲として披露させていただいた『Journey to Harmony』を収録しています。チェックしてみてください」(松本潤)と、コメント。さらに、大野智は「今回、僕、大野智が描いた絵画が各仕様のジャケットに使用されます。楽しみにしててください」と、ファンにPRしていた。
ファンクラブ会員限定盤の販売のために設けられた専用ページでは、「長年の感謝の気持ちを込めて、嵐ファンクラブ会員の皆さまに限り、当サイトだけでご購入頂ける、嵐『カイト』ファンクラブ限定盤も数量限定で発売いたします」と、アナウンス。本体と送料代で2,860円(税込)になり、CDと56ページの上製本スペシャル仕様とのこと。「2020嵐と東京の空」をテーマに撮影した豪華なブックレットになるそうだ。申し込みは、ファンクラブ会員1名につき商品1枚まで、注文期間として6月15日午前11時~21日午後23時59分と記載しているものの、15日午後10時台には「予定数に達しましたため」注文締め切りとなったようだ。
「『数量限定で発売』と告知したため、申し込みが集中したのでしょう。ネット上では『嵐のCD、注文サイトが全然つながらない』『まったくつながらないまま3時間すぎた。コンサートなら終わっている時間だよ』『11時からアクセスして、約4時間でやっと注文完了。カード決済画面で何回もエラーになった』『空メールを送ってから3時間も返信が来ない』といった愚痴や不満の声が続出。Twitterのトレンドに『空メール』がランクインしたほどの大騒ぎでした」(ジャニーズに詳しい記者)
そのため、ファンからは「FC限定盤を数量限定にした意味がわからない。受注生産にすればいいのに……」「FC限定盤はうれしいけど、それを数量限定にする必要ある? 2時間粘ったけど、入力画面から一向に進まず……」「サイトにまったく入れないのに、何が『長年の感謝の気持ちを込めて』だよ。10年以上FC会員を続けていて、この仕打ち」「FC会員に『長年の感謝の気持ちを込めて』と販売する商品が数量限定とか、ファン舐めてんの? 感謝する気持ちある?」と、怒りのツイートが相次いでしまった。
嵐といえば、今年末をもって活動休止に入るだけに、このタイミングでのFC限定CDは“プレミア商品”になることは間違いないだろう。一部ファンの間で、「転売祭になるのでは?」「転売目的の人が買ってるんじゃないの?」「数量限定にして後に高額転売されるよりは、FC限定受注生産にしてみんなが定価で買えた方が健全だと思う」との指摘も出ている。
「受付開始当日の15日午後7時台、楽天のフリマアプリ『ラクマ』では、すでに『カイト』のFC限定盤は4件の出品が確認できました。注文完了画面のスクリーンショットとともに、『発売日以降に発送』などと説明。最も高額なのは8,888円で、最安値の7,500円はさっそく買い手がついています。この時点では、FC限定盤の申し込みは受付中だったので、粘り強く頑張れば定価の2,860円で入手できた可能性もありますが……」(同)
久しぶりのシングルにもかかわらず、販売方法をめぐって批判が噴出した嵐。年内にシングルやアルバムをリリースする場合は、長年応援してきたファンが納得するようなサービスを提供してほしいものだ。