メーガン妃、大親友が黒人女性への差別的な発言で番組降板や契約打ち切りへ! 「縁切り」も示唆?
3月末で英国高位王族から離脱した、ヘンリー王子とメーガン妃。離脱の一因といわれているのが、アメリカ人であり、黒人の血を引くメーガン妃への過剰なバッシングだ。ロイヤルウエディング前に、メーガン妃が“友達整理”をしたと伝えられると、英タブロイドから「自分の幸せが何よりも大事な、自己中心的な女」とのバッシングが飛び交った。
そんな中、整理後もメーガン妃の「親友」のポジションをキープできたのは、カナダ人スタイリストのジェシカ・マルロニー。2人は、カナダで撮影されたドラマ『SUITS/スーツ』を通して知り合った。カナダの元首相ブライアン・マルロニーの長男の妻という立場をフル活用し、セレブスタイリストとして大活躍していたジェシカ。美貌と3児の母とは思えぬスリムな体形を維持している彼女をメーガン妃が気に入り、ファッション、ヨガ、旅行など共通の趣味を一緒に楽しむ大の親友に。結婚前のインスタグラムやブログに、高級リゾートでジェシカとバケーションを満喫する写真をたくさん投稿していたことから、ファンの間では昔から“メーガン妃の親友”として認知されていた。
ロイヤルウエディングにおいても、ジェシカは“非公式ウエディング・プランナー”と報じられるほどの影響力を持っていたようで、プリンセスになったメーガン妃のファッションも引き続き担当。時折、メーガン妃の息子アーチ―の世話もしており、王室で針のむしろのような日々を過ごしていたメーガン妃が本音を語り合える唯一の相手だとみられていた。
しかし今、そんな2人の友情にひびが入ろうとしている。警察官に膝で首を絞められて亡くなった黒人男性ジョージ・フロイドさんの事件を発端に、黒人差別への抗議デモが世界中で起こっているが、ジェシカも人種差別的な発言をしていたことが明るみになったからだ。
事の始まりは6月10日。おしゃれなシングルマザーで、カナダでは有名なインフルエンサーである黒人女性サーシャ・エクセターが、インスタグラム・ライブで、「エイミー・クーパー事件(※)と似たような目に遭った」と前置きし、「『ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事という意味を持つ、反黒人差別のスローガン。以下、BLM)』を支援してほしい、と世間に向けて呼びかけたところ、『BLM運動への支援が足りない。もっと発言しろというメッセージだ』と誤解したジェシカから、攻撃を受けた」「『あんたのキャリアを潰してやる』と脅された」と告発。
サーシャは、これまで社会的な運動を支援してきたジェシカが、今回のBLMに関しては何も発言していないことが「不思議だ」とも述べ、「“世界で最も有名な黒人女性”の親友なのに」と批判した。
これがたちまちネット上で拡散され、ジェシカはバッシングされるように。
慌てたジェシカは、「私ではなく、黒人の話を聞いてもらいたいから、しばらくの間、活動を控えようと思った」「彼らの声や話を聞いて、学ぼうと思った」と弁解。「黒人であることを常に意識させられている“親友”との公私にわたる経験を持つ私なのに。何も発言しないことで皆さんを傷つけてしまい、本当に申し訳なかった」と謝罪したのだ。
しかし、翌11日。サーシャはジェシカから送られてきた「あんたのことを訴えてやる」というダイレクトメッセージのスクリーンショットをインスタのストーリーズで公開。「白人特権を持つ金持ちを告発すると、こういうことになるという典型的な例よ。公には謝罪しておきながら、裏では訴えてやるって脅してきたわ」と暴露。ネット上は、「なんて卑劣な白人至上主義者!」だと大炎上した。
この騒動を受け、米ABC局は国民的な朝の情報ニュース番組『グッド・モーニング・アメリカ』からジェシカを降板させることを、加CTVは彼女が司会を務める人気リアリティ番組『I Do, Redo』の放送を休止することを発表。カナダを代表する老舗デパート「ハドソンズ・ベイ」、ブライダル専門店「Kleinfeld」もジェシカとのアドバイザー契約の打ち切りを明かしており、今、ジェシカはまさにスタイリスト生命の大ピンチに直面している。
今回の騒動で叩かれているのはジェシカだけではない。謝罪声明で彼女が口にした「親友」ことメーガン妃も「似たようなものだよね。気に入らないタブロイド紙をすぐ訴える金持ちだし」「半分は黒人だけど、ヘンリー王子の白人特権や王室特権を利用しまくってるしね」と、とばっちりを受ける格好に。この騒動を受け、メーガン妃はジェシカと縁切りを示唆していると、一部メディアは報じている。
英大手タブロイド紙「デイリー・メール」によると、メーガン妃は親しい友人たちに「ジェシカには失望した」と漏らし、「自分は巻き込まれた。恥をかかされた」と憤りをあらわにしているとのこと。ジェシカを人種差別主義者だとは思っていないが、「正しい判断ができない人」であることは間違いなく、彼女とはもうこれ以上関係を築くことはできないと考えているという。
そのメーガン妃だが、現地時間3日に、母校のオンライン卒業式に出席した際、アメリカに根強くある人種差別について「胸が張り裂けそうな思いだ」と語り、卒業生たちに「あなたたちが世の中を変えていくのよ」とエールを送った。この時、「感動的なスピーチ」と評価される一方、「ジョージ・フロイド殺害事件が起こったのは5月25日。発言するのが、ちょっと遅い」「もっと早くBLMを呼びかけられなかったの?」との批判が一部で上がった。メーガン妃としてはこれ以上、BLMでイメージを下げることは避けたいところ。だから「白人特権を使い、黒人のシングルマザーをいじめている」と大バッシングされているジェシカと、一時的でも距離を置くべきと考えているのかもしれない。
とはいえ、王族から離脱し、孤立しがちなポジションとなった今、独身時代から本音を話せる存在だったジェシカを本当に切ることができるのだろうか? 今後の展開にも注目したい。
※5月に、黒人男性から公園の指定エリア内で犬をリードにつないでないことを注意された白人女性が、逆ギレ。「黒人に脅されていると警察に言う」と息巻き、実際に彼女は通報。一部始終を収めた動画がネットで拡散され、彼女は人種差別を理由に、勤務先を解雇された