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リアは氷山の一角だった……

『glee』リア・ミシェル、黒人差別謝罪も大炎上! 番組Pは「男性俳優にも最悪な人いた」爆弾ツイート

2020/06/05 19:31
堀川樹里(ライター)

 さらにコメント欄には、「『glee』のエキストラとして出演したけど、我々バックグラウンド・アーティスト(チョイ役)たちに、本当に不親切だったよね」という新たな暴露、「30~40人くらいの人たちから、『glee』の撮影であなたからひどい扱いを受けたって聞いた。あなたがいるから『glee』(への出演)を避ける人もたくさんいたのは有名な話だよね」と書き込む業界関係者まで現れた。

 2008年にブロードウェイミュージカル『春のめざめ』でリアと共演したエマ・ハントンは、「謝罪じゃないよ、これ」と書き込んだ。同作で代役を務めたジェラルド・カノニコも、「あんたはオレたち代役にとって悪夢以外の何者でもなかった。ここはオレたちが属する場所じゃないという気持ちにさせたんだ。何年もあんたに親切にしてきたのに、その効果はゼロ。“他人がどう感じるか”のせいにせず、潔く謝る方がいいんじゃないかい?」と痛烈に批判するコメントを残した。人気リアリティ番組『ザ・リアル・ハウスワイブス・オブ・ニューヨークシティ』のアビバ・ドレッシャーも「あなたに意地悪されたから、あなたのやることには驚かないわ。他人を判断する前に、自分の姿を鏡で見ることね」とディス。

 批判コメントは3万近く書き込まれているが、一部は削除されているようで、「削除するな!」「批判に耳を傾けるんじゃないの!?」「悪いなんて思ってないんでしょう。“記憶にない”んだから」というコメントも多く、大炎上へと発展していった。

 リアだが、Twitterでの最初の炎上を受けた翌2日、食材宅配会社「Hello Fresh」から広告契約を打ち切られてしまった。同社はTwitterで「これ(リアの過去の差別言動)は深刻な問題」だと憤りをあらわにしており、「リアは、企業に対するイメージがこれ以上悪くならないよう、しぶしぶ謝罪声明を出したのでは?」「だから、これほどまでに反省の意が感じられないものになったんだ!」という意見も飛び交っている。

 ダメージコントロールに見事失敗したリアに、さらなるバッシングが。『glee』でメインキャラクターのひとり、ブリトニー・ピアース役を演じたヘザー・モリスが、Twitterで「リアは確かにビッチ」で一緒に仕事したくないような人間だったと認める投稿をしたのだ。

 ヘザーは、4日、Twitterに、長文が書かれた画像を投稿。「アメリカがヘイトという病を治癒しようとしている今、このヘイトが誰かに広まることを望んでいるわけではない」と前置きした上で、「彼女と一緒に働くのは不快だったか? まさにその通りよ。リアは他人に対して本当に失礼な態度を取っていた。かなり長い間ね。その報いは受けるべき」との見解を示した。

 続けて、「このことについてこれまで告発せず、リアを好き放題させてきた自分たちにも問題がある」から反省すべきだとし、「今、社会全体がそのことを学んでいるところだよね」と、これからは躊躇なく声を上げようと呼びかけた。

 そして、「現時点では、リアが差別主義者だと暗示されているよね。私は彼女の価値観についてコメントできないけど、みんながそうじゃないかって思っている。みんながそう思っていると、どうなるか……わかるよね」と、何が起ころうと自業自得だと突き放した。

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