海外ブランドは「S」なのか「M」なのか……買い物狂い、メルカリの「サイズ表記」問題に切り込む!
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
「マリハ」のワンピース。それは私の憧れ……。去年の夏、雑誌で「この夏はちょっと奮発してマリハのワンピースを買いました♪」というコメントとともに、おしゃれなマダムの写真が載っていたんですよ。マリハは、「女性が装うときのときめきを形に」という想いから生まれた「花鳥風月」をテーマにしたジュエリー&ウェアブランド。誌面には、避暑地で大きな帽子を被り、マリハのワンピースを着ているマダムの姿が。ああ、こんなふうな40代になりたい!!
そのとき、私は「マリハのワンピース欲しい、フンガー!」となって一生懸命ネットで調べました。しかし、時は8月。マリハのワンピースはどこも完売していて手に入らなかったのです。あれから時は流れ……。
ある日、いつものようにだらだらしながらYouTube動画を見ていたら、ピコンと携帯に通知が入りました。
「ご予約の商品が届きました」
ん……? 予約の商品……? はて。まったく身に覚えがないんだが。それはZOZOTOWNからの通知。何か買ったっけ? と思い、見に行くと……それは「マリハのワンピース」でした。
ああ、そうだった! 3月くらいにマリハのワンピースを偶然見つけて、予約したんだった!
私が予約したのは「草原の虹のドレス」というもの。黒とラベンダーの二色があり、散々迷った末にラベンダーのほうをチョイスしたのです、が……。商品ページを見に行ってみると、黒のほうは完売していましたが、ラベンダーのほうはまだ購入可能になっていました。その瞬間、「私、もしかしてチョイスミスった!?」と急に怖くなりました。黒が完売、と聞くと、とたんに黒のほうがよく思えてくるから不思議です……。なんだか急に黒のほうが欲しかったような気持ちになり、私は「草原の虹のドレス・ブラック」を求めて、いろんなサイトを見に行きました。しかし、完売、完売、完売、完売の嵐!! そんな~~!!
洋服ジプシーがたどり着く、最後の聖地、フリマアプリ。私はついにフリマアプリへと足を踏み入れました。ごくりと、唾を飲み込み「草原の虹のドレス」で検索をかけてみました。すると……あった!!
去年のものにはなるのですが、着用回数1回の美品を発見! Mサイズと書かれています。うーん、Mサイズねえ……それなら38かな?
しかし、フリマアプリで何度も失敗している私は「即決はしてはいけない」ということを学んでいました。焦って買っていいことなし。商品を購入するときは、サイズ感をしっかり確かめ、色合いなどをしっかり確認し(この間、ホワイトだと思って購入したTシャツは薄ピンク色でした)、着用回数だけで判断せず、シミや穴などがないか聞かなければならないのである!
まずは、ほかの商品も見てみることに。すると、36サイズの商品を「M」と表記している人もいれば、38サイズを「S」と表記している人もいることがわかりました。これですよ、これ!
出品者が「Mサイズ」のカテゴリーに入れていたからといって、目当ての38サイズかどうかはわからないのです。とくにインポート商品は本当に注意が必要です! 海外ではSサイズだけど、日本ではLサイズくらいの着用感、というのはよくある話です! 出品物もMサイズのほうが売れやすいので、実際のサイズが「S」でも「Mくらいの着用感だよな」と出品者さんが独自の判断で「M」のカテゴリーに入れることはよくあることなのです。
ああ……聞きたい。このブラックのワンピースが38サイズか聞きたい……でも。私は唸りました。コメント欄に「こちらのワンピースは38サイズですか?」と聞くことは簡単です。しかし、その行為はほかの人たちを刺激する行為でもあるのです。私のコメントは、「いいね」をしているほかの人たちにも届きます。すると、「はい、38サイズですよ!」と出品者さんが答えた瞬間に買われてしまうこともあるのです。それはなんとしても避けたい……。
迷った揚げ句、私はブラックのワンピース以外の出品物にコメントを残すことにしました。その出品者さんが出していた商品をじっくりと見て、これなら買ってもいいかも、と思った商品に質問してみることにしたのです。
「こちらとマリハのワンピースの購入を検討しているのですが、マリハのワンピースのサイズは38でしょうか?」