重盛さと美、『めちゃイケ』終了で「過去の人」扱いも……YouTube「ラップ動画」が突然大ブレークの謎
重盛さと美が自身のYouTubeチャンネルで公開したラップ動画「重盛さと美feat.友達 TOKYO DRIFT FREESTYLE」がネットを中心に大きな話題を集めている。
発端は、新型コロナウイルスの影響で、「ステイホーム」が続く中、3月にアジアン・ヒップホップ集団「88rising」所属のリッチ・ブライアンが、TERIYAKI BOYZの楽曲「TOKYO DRIFT」をビートジャックする企画「TOKYO DRIFT FREESTYLE」をYouTubeで公開したこと。これを受けて、ヒップホップ界で人気を誇るJP THE WAVYやANARCHY、DOBERMAN INFINITYのMCで劇団EXILEのメンバー・SWAYといったさまざまなラッパーが同企画に挑戦し、重盛もそれに続いたのだ。
「重盛は5月9日に、友人でタレントの希帆とともに同企画に挑戦した動画を投稿し、27日時点で700万回以上という驚異の再生回数を記録しています。本家であるリッチ・ブライアンの動画の再生回数は555万回超だけに、ラップが本業ではないはずの重盛が、世界的なラッパー以上の再生回数を稼ぐという予想外の事態が起こっているんです」(ヒップホップに詳しいライター)
重盛のラップ動画は「中毒性がある」としてネットで注目され、25日には朝の情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)でも紹介された。同番組のMCで、重盛と『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)で共演したことのある加藤浩次は「すごいね。重盛って天才的なところあるんだよ。絵とかも独特なの描くから。我々の想像できない感性を持ってるんだよね。開花した」と彼女のラップを絶賛。具体的にどのような点が人気の理由となっているのだろう。
「動画で重盛は、ダボッとしたパーカーやキャップ、サングラスといったファッションに身を包み、ヒップホップで主流となっているエフェクトを使用しています。そのため、ヒップホップファンが聞いても違和感のない仕上がりになっているんです。また、MVのゆるい世界観やまったりとしたフロウ(歌い方)が彼女の天然キャラとマッチしているのも魅力的。重盛はかつて、今回共演の希帆らとガールズユニット『LLS』を組み、K-POPを彷彿とさせる楽曲をリリースした経験もあるので、アーティストとしての自分の見せ方をわかっているのかもしれません」(同)
『めちゃイケ』終了以降はメディア露出が減りつつあり、「過去の人」扱いを受けている重盛だが、アーティストとしての才能を武器に、新たな活躍の場を得ることができるのだろうか?