ママ友からのLINEに絶句! 「我慢できずに外食しちゃった」告白に“学校再開”が怖い
都内にある小学校に息子が今年入学したばかりだという美穂子さん(仮名)。昼間は、タクシー会社の事務職として働いていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で利用客が減ったのを機に、退職したそうだ。
「退職した理由は、息子が喘息持ちなので、外で働くのを避けたかったからというのもあります。日本で、新型コロナウイルスが騒がれ始めたのは2月のことでしたが、もともとこの時期は、人一倍、風邪やインフルエンザにも気を付けていました。息子が通っていた保育園は、当時あまり新型コロナウイルスについて気にしていない様子で、3月に入っても、マスクをしていない子が多かった。子ども同士の接触を避けるために、その頃から週に2〜3回ほどの間引き登園をさせていました」
自粛期間中、ママ友とのグループチャットでは、「どこまで感染予防をしているか」という話題がよく上がるという。
「私は、スーパーで買ってきたものも、全て除菌ティッシュなどで一度拭いています。夫にも、仕事から帰ってきたらすぐシャワーを浴びてもらっているんです。この話を一度、グループチャットでしたら、『気にしすぎじゃない?』と、あるママ友から言われてしまい、それ以降は発言しづらくなりました。ここずっと、『息子に遊具を触らせたくない』という理由で、公園にもつれて行っていないんですが、ママ友から『今日、公園で〇〇ちゃんと会ったよ』というメッセージが来ると、返信に困ってしまいますね。とりあえず『そうなんだ』と相づちだけ返していますけど」
このように、感染予防をどこまでするかは、各家庭によってかなり温度差があるようだ。
「ママ友とのグループチャットで、人混みができている商店街に出かけたり、『我慢できず外食をしちゃった』という話をしているママがいたんです。そういうママたちは、『子どもたちが会いたがっているので、学校を再開してほしい』と言っています。私としても、息子を学校に通わせたいですが、ほかの家庭がどのような生活をしているのかわからないので、接触させるのに不安があるのです……」
美穂子さんは、学校がいつ本格的に再開するのかが悩みだという。
「休校中に、数日、登校日があったんですが、学校側は『親の判断で休ませてもいい』『欠席扱いにしない』と言うんです。正直、こちら側に判断を委ねられても困ってしまいますよ。入学式の次の日の登校日は、私だけが登校し、休校期間のプリントをもらいに行きました。この前の登校日は、息子を連れていくか迷ったのですが、通学路で、ほかの児童とは一緒にならない時差登校を行うというので、私と息子とで登校しました。実際に教室の中を見ると、机同士の距離も近く、密も避けられない。保育園と違って、小学校は学習の場なので、そう休ませるわけにも行かないのですが、今後、本格的に再開されたとき、どうすべきか迷います」
今回の休園・休校措置に関しては、明確な終了期間が提示されていないため、親たちの不安も甚大と言える。中でも登園・登校再開については、親同士でも意見が分かれ、正解が見えないだけに、デリケートな話題になっているようだ。