コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第507回】

芸能人たちの「検察庁法改正案反対」であらわになった、女性差別と職業差別

2020/05/19 21:00
神林広恵(ライター)

 コロナ感染から1カ月、退院し自宅療養中の石田純一に「女性自身」が電話インタビュー。闘病の様子や入院中の心情、そして家族に対する感謝の思いを告白した。

 しかし――。茨城でのゴルフとその後の会食、沖縄でのゴルフやホテル飲食など、感染ルートについて一切話していない。石田は退院直後、情報番組にも電話出演していたが、そこでも語らなかったから、今度こそと思ったのだが。

 実際、情報番組出演後は、感染ルートについて語らなかった石田に対し、批判の声もあった。だから今後の活動のためにも、コロナ感染に対する人々の知識、参考のためにも、ぜひ自らの口で語って欲しい。石田なら、そうするはずだと思っているのだが。残念。

 いつも素晴らしい指摘をしてくれる赤川次郎連載。コロナ禍の安倍政権について鋭いツッコミをいれた。ひとつは、検察庁法改正案だけでなく危険な法案はまだまだある、ということだ。

「AIを使って国民の監視を強化することにつながる『特区法改正案』、日本の農業を破壊するという声もある『種苗法改正案』、さらには緊急時、政権にさらなる強権を与える改憲の企み」

 さらに、コロナ禍での国民のセーフティーネット強化とその財源について。

「財源なら簡単。アメリカからの武器購入に、本年度だけで5千億円を超える予算が組まれている。その購入をすべて断ればいい」

 素晴らしい!

神林広恵(ライター)

伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。

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最終更新:2020/05/19 21:00
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