嵐・大野智主演『鍵のかかった部屋』再放送、視聴者から「新井浩文の出演回はどうなる?」との疑問も
現在、再放送されている嵐・大野智主演の連続ドラマ『鍵のかかった部屋 特別編』(フジテレビ系)が、5月11日放送の初回視聴率は10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、好評を博している。SNSなどでも、初回放送後から大野ファンを中心に同ドラマへのコメントが連日投稿されている状況だが、一方で、同ドラマの第5話には、昨年12月に実刑判決が下された新井浩文の出演シーンがあり、これをフジテレビ側がどう対応するかが、視聴者の関心材料の一つとなっている。
貴志祐介氏の推理小説『防犯探偵・榎本シリーズ』(角川文庫)を映像化した同ドラマは、2012年の放送当時、月9では異例の“推理もの”として話題を集めたの密室パズルミステリー。防犯や鍵に関して膨大な知識を持つ“鍵マニア”の主人公・榎本径(大野)が、密室殺人事件に挑むというストーリーだ。第5話「鍵のかかっていない部屋」には、新井が、殺人事件の第一発見者となる東京都立望ヶ丘高校教師・杉崎俊二役でゲスト出演していたが……。
「新井といえば、2018年7月1日に派遣マッサージ店の女性従業員へ暴行を働いたとして、昨年2月に強制性交の容疑で逮捕、所属事務所を解雇されたことが記憶に新しい。その後、昨年12月には、懲役5年の実刑判決を受けて、現在は芸能界を引退状態にあります。同ドラマの新井出演回の再放送に関しては、罪状が罪状だけに、普通に考えて放送はまずないでしょうね」(芸能ライター)
特別編の予告動画では、今回再放送されるエピソードのサブタイトルなどが画面上に表示されているが、「第5話のものはなかった」(同)という。
「そもそも今回の再放送は、コロナ禍の影響で、第3話以降が放送延期となっている4月期フジ月9ドラマ『SUITS/スーツ2』の穴埋めですから、 別に全話放送する義務も義理もないわけですし、フジも余計なリスクを冒してまで、新井の放送回を流すことはないでしょう」(同)
メディアなどでは新井の出演回をどうするかに関する情報などは一切出ていない。
「SNSでは新井の出演回の放送可否に関し、『作品に罪はないのに』『第5話は特に面白かったし、放送されなかったとしたら残念』などの声も見受けられましたが、数としてはそれほど多いわけではありません。新井の出演回の放送に関心を持ちつつも、『なければなくてもいい』というのが世間の本音だと思います」(同)
なお新井に関しては、俳優復帰についてもさまざまなウワサが立っている。
「『海外で俳優復帰するのでは?』というウワサも聞こえてきますが、現実的には相当ハードルは高いでしょう。今回の事件に関して、何のコメントも出さないまま芸能界をフェードアウトしていく可能性が高い。新井は、確かに存在感のある俳優として評価が高かったものの、事件によってその名声は地に落ち、また新井が表舞台から姿を消したことで、“新井ロス”が起きるほど、人々から求められる俳優というわけでもない。やはり復帰は相当厳しいでしょう」(同)
新井の出演回が放送されなくとも、そして、俳優に復帰しなくとも、「誰も困る者がいない」というのが実情のようだ。