不用品を溜め込んだ「ガラクタ部屋」が劇的スッキリ! 収納のプロが解説、“今すぐ”片付けるべき3つの理由
汚部屋まるごと片付けます! 連載企画「30代女子の『煩悩部屋』ビフォーアフター」、第5回目のクライアントは葛飾区・3LDKのマンションに暮らす主婦Mさん(32歳)です。
今回のお悩み:子ども部屋にするつもりだけど片付かない(主婦Mさん・32歳)
[Before]
いよいよ、最後の汚部屋を片付けます。「今は一時的な物置として私の洋服を置いていますが、いつかは子ども部屋にしたいと思っているんです」とMさん。
この部屋は、Mさんの「あとでやる」が詰まった約4畳の空間です。その「あとでやる」を後回しにすると、「もしも」の時に大変です。
上図は、これまでの片付けで着手したスペースと、今回の課題を記したもの。赤枠部分の部屋を、今回子ども部屋にチェンジします。この部屋は、一時的な物置として使われている「ガラクタ置き場」。ここをどう片付けていくのか?
まず、[1]の衣装ケースと[2]のラックハンガーは、ジモティへ出して処分。[3]の和ダンスは、実家の母へ。[4]のクローゼットには、収まるだけの洋服に絞りました。
もちろん、「いざ」となったら直ぐに撤去できますが、その日までに失うお金も多いはず。子どもが小学生になったらと「いつか」を待つよりも、「今」から動き出せば、黒字になります。
子ども部屋を「今」用意したい3つの理由
たとえ、ママと一緒に寝たい幼児期でも「今すぐ」こども部屋を用意したい3つの理由があります。
[1]家庭内対策に「病室」があると安心
新型ウィルスの「家庭内感染」をはじめ、「もしも」のためにも、家族を隔離できる空間が必要です。そのために、「いつか」と思える部屋があるなら、「今」すぐ用意することをオススメします。Mさんのガラクタ置き場は昨年末に片付けました。それからわずか半年もたたず、こうした事態が起こっています。
[2]家具選びも「低予算」で実現
早めに空間を用意するほど、理想のキッズ家具が低予算(フリマSNS)で見つかります。Mさんのように裁縫が趣味な方には、アレンジ(DIY)を楽しむ時間も作れます。また、子どもが拒否しても低予算なら切り替えも簡単。部屋作りを後悔しないためにも、早めが肝心。
[3]未来の「教育」を選択できる
今どきは「リビング勉強」のほうが集中できると話題ですが、都心の狭い住宅の場合、目的に合わせて「持ち込み式」にするほうがスッキリ暮らせます。ほか、ベビーシッター制度があるホストファミリーへ子ども部屋を提供するなど。早めにスッキリするほど、未来の選択肢が広がります。
いずれも、子ども部屋を用意することで「もしも」の対処と選択が増えます。ポジティブに活用する未来を考えて、「今」スッキリすると楽ちんです。次章、片付け後のビフォーアフターです。