ダウンタウン・松本人志、坂上忍、X JAPAN・YOSHIKI……コロナ禍の行動が称賛された“炎上”芸能人
新型コロナウイルス感染拡大により、生活に困窮する後輩芸人を対象に、1人につき上限100万円を自腹で貸し出すと一部スポーツ紙で報じられた、ダウンタウンの松本人志。無利子・無担保、返済期間5年間という良心的な条件だというが、対象は「おもろいヤツ」に限るという。
「松本といえば、つい最近も『ワイドナショー』(フジテレビ系)でナインティナイン・岡村隆史の不適切発言に対し『許したって』とコメントし批判されるなど、普段から物議を醸す言動が多いです。しかし、今回の100万円貸し出し報道に対しては、ネット上で『松本人志、さすがだな。後輩思いで素晴らしい』『いくらお金に余裕があっても、なかなかできないことだと思う』と称賛されています。とはいえ、一部では批判的な声もあったようで、そうした意見に対し、松本は5月4日に自身のTwitterで『回り回って自分や自分の大切な人達をも救えなくなるのです。あーほー』と反論。この一言にも、『松本さんよく言った!』『外野は無視しましょう』など、ネットユーザーから応援の声が届いていましたね」(芸能ライター)
タレントの坂上忍も、普段の言動は批判を浴びることが多いものの、4月17日に更新したブログはネット上で称賛されていた。
「緊急事態宣言発令から解除までの間に得た収入を、すべて寄付するといった内容でした。自身がMCを務める『バイキング』(フジテレビ系)の放送内で“コロナ問題”を扱ううちに違和感を覚え、『座りの悪い状態が続いておりました』とつづっていた坂上。寄付については『ボクが自身の心のバランスを取る為のもの』と明かした上で、公表することは『身勝手な個人的なケジメ』とし、“売名行為”といった批判を受けることも覚悟しているようでした。同番組でも、共演者に対する横柄な態度や発言から、『独裁者』『パワハラ』などと叩かれている坂上ですが、今回は『あんまり好きになれなかったけど、根は悪い人じゃないのかも』『MCとして責任感を感じてたのかな。坂上さんらしい』と決断を支持する人が多いようです」(同)
X JAPANのYOSHIKIは4月21日、新型コロナウイルスを含む感染症などを研究する「国立国際医療研究センター」に、1000万円の寄付をしたと公表。同日、自身のTwitterで「もし可能なら、公表したほうがいい(そして一部の批判に耐えられるなら..)そうすることによって寄付先にさらに多くの寄付が集まりさらに多くの人が救われる」と、その意義を説明していた。これに共鳴するように、浜崎あゆみやAAA・西島隆弘も同施設へそれぞれ1000万円の寄付を行っている。
「YOSHIKIといえば、2019年6月に香港出身の世界的スター、ジャッキー・チェンと台湾で食事をしている様子をインスタグラムで紹介し、批判を集めることとなりました。当時、香港では犯罪容疑者の中国本土移送が可能になる『逃亡犯条例』改正をめぐって大規模デモが起きていたのですが、“親中派”とされるジャッキーとYOSHIKIが親しげにしていたため、ネット上で『YOSHIKIは中国を支持するのか?』との憶測が飛び交っただけでなく、『あなたのことは応援してますが、ジャッキーとの写真はショック』『今はこうした投稿をするタイミングではない』と指摘されることに。結局、YOSHIKIはインスタグラムに謝罪文を掲載していました」(同)
そんな騒動を起こしたYOSHIKIだが、今回の寄付には「自分のことだけじゃなく、あとに続く人にまで配慮していてすばらしい」「YOSHIKIの行動を批判するほうがおかしいよ」「本物のスターはやっぱり違う。これからも応援しています!」との声が集まっていた。
普段の言動に難があったとしても、こうした善意で世間の見方は大きく変わるもの。再び掌を返されないよう、日頃の行いにも注意を払ってほしいものだ。