ナインティナイン・矢部浩之、相方・岡村の“公開説教”で賛否も業界評は上々! 「コンビのために尽力する」と関係修復へ
5月7日深夜放送のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)に、矢部浩之が2週連続で“ゲスト出演”した。2014年に、それまでコンビで続けてきた同番組を卒業した矢部だったが、岡村の「女性蔑視発言」騒動に際し、4月30日放送回には、緊急生出演を果たし、岡村への「公開説教」を展開。最新回ではダメ出しは冒頭のみで、その後はリスナーの質問に答える形で“ぶっちゃけトーク”を展開したが、業界関係者によると、前回と今回の矢部出演には、「決定的な違いがあった」という。
30日の放送では、冒頭から岡村が騒動に対する謝罪を繰り返していると、30分強たったところで、突然矢部が登場するという流れだった。
「この時すでに、一連の騒動で混乱していた岡村は、突如ブースに入ってきた矢部に驚くあまり、『ビックリしてます』程度の反応しかできなかったようです。矢部は自ら番組出演を希望したそうで、この登場については、ニッポン放送や吉本興業のごくわずかなスタッフしか知らされておらず、“ガチ”のサプライズ出演でした」(スポーツ紙記者)
矢部は岡村に「ぬるま湯に浸かって、あぐらをかいて」「甘えがどんどん大きくなって今回の問題に発展した」「性格変えろ」と言い切るなど、失言に対する説教のほかに、以前から相方に対して溜め込んでいたものを、全て吐き出すかのようなトークを展開。2時間の生放送は、前代未聞の内容で終わった。
「一方で、最新回の矢部の出演は、矢部本人やスタッフが出演を希望したのではなく、岡村が矢部を“頼った”形だったそう。ラジオでも話していたように、岡村はラジオ文化を敬愛しており、番組の継続を誰よりも願っていたのですが、以前のように一人で2時間、生放送を完走できる自信がなかった。そこで、あらためて矢部と話し合い出演を依頼し、了承を得たようです」(放送局関係者)
この日も、矢部は番組を卒業した理由について「楽しくなくなった」と明かすなど、これまで周囲にも隠してきた本音を、相方の目の前で語っていた。
「矢部は当時、関係者には『深夜の仕事がしんどくなってしまった』と、体調的な理由での降板だと説話していました。しかし、今回明かされた“本音”を、悪く捉える関係者はいないでしょう。前週での発言もネット上では賛否あるようですが、やはり、相方のために嫌われ役を買って出た一連の立ち回りで『やる時はやってくれる人』と強く印象付け、業界内でも矢部の評価が上がっています。岡村もこの1週間は、自身の不祥事だけでなく、矢部との関係についても、いろいろと考えていたようで、結果的に2人揃って『ナインティナインのために尽力する』ということになったといいます」(同)
きっかけは「不祥事」ではあったものの、コロナ禍がコンビの絆を深めるという、そう滅多にないであろうオチがついたようだ。次回以降の放送にも、さらにいい化学反応が訪れることを期待したい。