NHK大河『麒麟がくる』に「呪われている」の声……相次ぐトラブルの末、「話数短縮」「年内終了」報道に嘆き
長谷川博己が主演を務めるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』をめぐり、5月8日配信のニュースサイト「デイリースポーツ」が、新型コロナウイルス感染症問題の影響により、放送回数を減らして年内終了となる可能性を報じた。ネット上のファンからは残念がる声のほか、「『麒麟がくる』は呪われている」とも言われている。
「明智光秀(長谷川)の生涯を描く同ドラマは、昨年6月には撮影を開始していたものの、帰蝶役で起用されていた沢尻エリカが同11月に麻薬取締法違反で逮捕され、彼女の出演シーンは、川口春奈を代役に撮り直しとなり、今年1月の放送開始が当初の予定より2週間ズレ込むことになったんです」(芸能ライター)
また開始直前には、今夏開催されるはずだった東京オリンピック・パラリンピック期間中、放送を休止するため、例年よりも少ない話数となる発表もあったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で同大会の開催延期が決定し、NHKは放送スケジュールを再編成する必要が出てきた。さらに、テレビ業界でも感染症拡大対策が強化され、『麒麟がくる』も4月1日から撮影を中断する事態に見舞われたのだ。
そんな中、菊丸役のナインティナイン・岡村隆史が同23日深夜のラジオ番組で、コロナ問題の収束後、生活苦の女性が風俗店勤務を選択すると推測した上で「美人さんが“お嬢”やります」などと発言して大炎上。岡村は30日深夜、そして5月7日深夜の同番組で謝罪を繰り返しているが、いまだ一部で批判の声もある。
「ネガティブな話題続出中の『麒麟がくる』ですが、これに加え『デイリースポーツ』では、コロナ問題による撮影中止状態が続いたことで、来月にも放送を休止しなければならない事態になると指摘。また、こうした撮影遅れの影響から、年内終了に向けて話数をさらに減らす可能性が高くなっていると伝えています」(同)
この報道を受け、ネット上には「沢尻の薬物逮捕がなければ、収録済みのストックはもっとあったはずなのに」「次々に問題発生してるし、その上、話数短縮だなんて」「内容は面白いだけに、主演の長谷川さんが本当に気の毒」「長谷川さんは悪くないけど、呪われてるとしか思えない」といった声が寄せられている。
「昨年の大河『いだてん~東京オリムピック噺~』も、出演者の電気グルーヴ・ピエール瀧が麻薬取締法違反で逮捕されたり、チュートリアル・徳井義実の税務問題が取り沙汰されたりと不祥事はありましたが、『麒麟がくる』のほうが圧倒的にゴタついている印象。『いだてん』は第6話から視聴率1ケタ台が続いていたのに対し、『麒麟がくる』は2ケタ台をキープしているとあって、『せっかく視聴者が戻ってきたのに、もったいない』という書き込みもありました」(同)
「来年にズレ込んでもいいから話数を減らさないでほしい」という声も出ているが、コロナの影響が続けば、21年の大河『青天を衝け』の撮影もスタートできそうにない。その上、NHKは、来年の東京オリンピック・パラリンピック期間のことも考えなければならないだけに、苦悩の日々は今後も続いていくこととなりそうだ。