コラム
【連載】現役コスプレイヤーが“業界の闇”ぶっちゃけます。

半裸のオンナが過激なポーズで客引き!? コスプレイベント「コスホリック」で見た“欲望”のカオス

2020/05/09 18:00
椎名蜜(ライター)

 コミケの方が来場者数は多いので、たまたま私の写真集を見つけてくれた人や、「このキャラクターが好きだから写真集も欲しい!」という人、「とにかくコスプレ写真集が好き!」という人も、ちらほら購入してくれます。なので、ある程度の売り上げは最初から担保されていると言っていいでしょう。

 一方でコスホリは、来場者数は比較的少ないものの、コミケと同日開催になることがあるので、地方から出てきた“コミケ帰り”の人が遊びに来たりします。もちろん、「コスホリ一択」で朝から18禁写真集を買い漁っている人もいますし、買い物はそこそこに、撮影チケットを買ってコスプレイヤーさんの撮影をメインにしている人もいます。私の場合、そこまで過激な写真集は販売していませんでしたが、コミケの売り上げが「10」だとすると、コスホリも「8」くらいは売れていましたね。

 4月25日に開催予定だったコスホリは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になってしまいました。ですが、同日には「コスホリックオンライン」が開催され、特設ページで写真集のダウンロード販売や通販ができたようです。SNS上では「#エアコスホリ」というハッシュタグをつけて、エッチな自撮り写真を投稿している人もたくさんいました。

 ちなみに、コロナ騒ぎになる前、私は「ちょっと変わったイベントに行ってみたい」という恋人の願いを叶えてあげるべく、コスホリに連れ立って一般参加しました。そこで何を血迷ったのか「このイベント、昔私も参加してたことあるんだよね」と言ってしまったところ、案の定ドン引きされました。そしてその後、 (何が理由かさっぱりわかりませんが)その恋人とは別れることに。……お前がねだったんだろ、バカヤロー!

 新型コロナが終息したあと、「コスホリに参加してみたい」と思っている人へ。くれぐれも、同行者は慎重に選んでくださいね!

椎名蜜(ライター)

元グラドル・現役40代レイヤー。現在は過去の面影もなく、ぽっちゃり系。ひっそりとコスプレイベントに参加するも、ウェブ上では活動自体非公開。過去を振り返ってみて、フォロワーもファンも誰もいなくなったけど、今のほうが幸せ。

最終更新:2020/05/09 18:00
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