サイゾーウーマンコラムママ友に「夫の給与」を聞いて愕然 コラム ママ友グループLINEから ママ友LINEで「旦那さんの給与事情」を聞いて愕然……裕福な専業主婦ママの会話は「相づちすら疲れる」 2020/05/10 18:00 池守りぜね(ライター) ママ友グループLINEから フリーランスの夫は3月からほぼ無収入。給与が出るパパがうらやましい…… 都下にある幼稚園に、5歳になる息子を通わせている由香里さん(仮名)。彼女は、昨年秋に女児を出産し、週2程度働いていたパートも育児休暇中だ。由香里さんの夫はフリーランスで、書籍や雑誌の特集などの編集やライティングを行っているそうだ。しかし、新型コロナウイルスの影響により、仕事が激減したという。 「3月くらいから、取材や、イベントへのゲスト出演などの仕事でキャンセルが相次ぎました。その時はまだ『そのうちなんとかなる』と楽観視していたのですが、緊急事態宣言で予定が白紙になってしまったんです」 由香里さんの息子が通う幼稚園は、英会話やリトミックなど、情操教育に力を入れている。周りのママたちは裕福な家庭の専業主婦が多く、新型コロナウイルス感染拡大で、経済的に影響を受けていないようだという。 「ママ友とのグループチャットでは、休園している幼稚園がいつから再開されるかという話題や、子どもにどんなDVDを見せているといった内容で盛り上がっています。正直、そんな話題、どうでもよいのですが……。ただずっと家にいると息子も退屈しているので、たまにLINEのテレビ電話で、親しい子とだけ話しています」 自粛期間中は、グループチャットの話題も身の回りのことになりがちだという。 「これまでは、夏まつりや運動会などの準備についてや『夏服をいつから着させるか』というような情報交換をする場所だったんです。でも今は、自粛期間中に、どう過ごしているかという話題が主流。Nintendo Switchのゲーム『あつまれ どうぶつの森』をみんなで一緒にやろうという話とか、ネットで名産品をお取り寄せした話とか。うちはゲーム機もないし、お取り寄せはおろかお店でのテイクアウトも控えてるので、チャットもほぼ相づちだけです」 由香里さんは、困惑した表情を見せながら続ける。 「夫の仕事は先行きが不安で、貸付か給付金を申し込もうと思っています。そんな中、あるママがグループチャットで『四六時中、夫が家にいて息が詰まる』と言い出して。出社禁止、かつリモートワークでは行えない仕事なので、家で旦那さんがずっとダラダラしているそうなんです。親しいママだったので、思わず直接『給与は支払われるの?』と聞いてしまったのですが、会社員のため給与は当然支払われるらしく……。他人を羨ましがっても仕方ないですが、今まで通りの生活を送れているママたちと話すのが苦しくって、最近ではグループチャットで相づちすることさえ疲れてきました」 このように、コロナ禍では、思いがけず、各家庭の生活が露呈してしまうケースもあるようだ。緊急事態宣言が続く限り、ママたちの苦悩もまた続いてしまうのかもしれない。 前のページ12 池守りぜね(ライター) 出版社やweb媒体の編集を経て、フリーライターに。趣味は家族とのプロレス観戦、音楽フェス参戦。プライベートでは女児の母。 記事一覧 最終更新:2020/05/10 18:00 Yahoo 新品本/「あ〜めんどくさい!」と思った時に読むママ友の距離感 そうか!こう考えればよかったんだ! 西東桂子/著 「なんとなく言いたくないこと」が多い間柄よね 関連記事 ママ友LINEグループで「学習格差」に落ち込む! 私立小ママの発言に「不安」を抱いたワケママ友LINEグループ、どう返信すれば? 「真偽不明の情報」と「警告」を送ってくるママに困惑ママ友LINEグループ内で「既読スルー」の仕打ち! 「小学校お受験」失敗ママの憂鬱ママ友LINEがパニック状態!? 看護師ママに「新型肺炎」の質問殺到、「スルーできない」と困惑ママ友LINEグループの「教えてママ」に怒り爆発! 「保護者会には来ないのに!」と不満も 次の記事 精神状態が悪化し 、拘束された母 >