松本人志、後輩芸人に「100万円貸付」プラン始動も……現時点での申し込みは「ほとんどない」ウラ事情
ダウンタウン・松本人志の「松本ファイナンス」計画が、連日メディアで取り上げられている。これは、緊急事態宣言とともに、仕事がなくなってしまった後輩の吉本芸人を対象に「無利子無担保の上限100万円貸付」を行うというプランで、ネット上では「素晴らしい」「松っちゃんカッコいい」という声が飛び交っているようだ。松本は、一部での「偽善者」「売名行為」といったバッシングに対し、Twitterで「善意にケチを付ける人達がいます。それは寄付や義援金をしたい人達の心を削ります」とツイートしたものの、それ以外でこのプランについて言及はしていない状況だ。
5月4日付の「スポーツニッポン」は、「返済期限は5年」「条件はおもろいやつ」といった貸付プランの詳細に加え、松本と面識のある1,000人の芸人が100万円の借り入れを申し込んだ場合、ポケットマネーでの負担額は10億円にも上ると報じた。
「松本本人は『どうせ全部は返ってこないだろう』と達観しているそうで、『給付金』くらいの気持ちのようです。『おもろいやつ』という条件について、ネット上では『借りるハードルを上げるため』と言われていますが、単に松本の照れ隠しでしょう」(スポーツ紙デスク)
あまりにも好条件な「松本ファイナンス」だが、現時点での申込みは、殺到どころか「ほとんどない」という話も。
「若手芸人からすれば、松本から借りたお金を返せないというのは、イコール“芸能界追放”にも等しい。すでに吉本興業の全所属タレントに話は伝わっているそうですが、申し込んでいるのは1,000人どころか、100人もいないという話です」(同)
しかし、6月以降は希望者が増えてくるのではと、所属芸人の間でも話題になっているそう。
「本格的な自粛が始まる前……つまり3月分のギャラはこれから振り込まれるそうなので、まだ生活費の捻出に苦しんでいる芸人はそこまでいないようです。ただ来月以降は、『松本ファイナンス』を頼る芸人が増えそうですね。無利子で5年の返済期限ということは、単純計算で、100万円借りたとしても、毎月の返済額は2万円以下。これなら、たとえ芸人としての仕事がなくとも、アルバイトだけで返せる金額なので、ヘタに金融機関を頼るより、よほど良心的な条件です」(放送作家)
さらに、貸付が行われた芸人は、逆に「チャンスが訪れる可能性がある」と見る向きも。
「吉本としても、『仕事がないから、松本さんに返済できない』という状況は避けようとするでしょうから、お金を借りた芸人には、優先的に仕事を入れていく可能性があります。そう考えると『松本ファイナンス』はよく考えられた計画だと思いますよ。松本本人は株を上げ、一方の後輩芸人側も、生活が安定するだけでなく、さらに仕事にも恵まれるかもしれないのですから」(同)
前代未聞のセーフティネットに、応募が殺到する日も近いかもしれない。