日テレ・藤井アナ、外出自粛呼びかけで「神発言」も……『笑神様』ロケ出演日に「残念」「ヤバくない?」
4月23日、藤井貴彦アナがメインキャスターを務める『news every.』(日本テレビ系)にて、神妙な面持ちで「すみません」と謝罪する場面があった。
藤井アナは、同番組で新型コロナウイルス関連のニュースの際、新たな感染者数などを伝えたあとに述べるコメントが心に響くとして、視聴者の信頼を集めている人物だ。「命より大切な食事会やパーティーはありません」「たくさんのものを我慢して諦める日々を過ごしていますが、他人を思いやる心まで失わないでいることが大切です」といった呼びかけでお茶の間に対し注意喚起する人格者が、なぜ謝罪したのだろうか。
「この日の『every.』が冒頭で伝えたのは、コロナの犠牲になった岡江久美子さんの訃報。また、人との接触8割減という目標を達成するためのポイントや、日本球界で初めてとなるコロナ陽性判定の阪神・藤波晋太郎投手が行った退院後の会見を伝えていました」
そんな中、番組終了後の午後7時から始まる『笑神様は突然に・・・春SP』(同)の告知に。告知映像には、藤井アナと同期入社して現在はフリーで活動する羽鳥慎一が、神奈川県にあるアウトドア施設「さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト」で楽しく遊ぶ姿が映し出された。
「その際、ナレーションで『同期入社、羽鳥慎一さんが藤井さんと13年ぶりにロケで共演します』と告げられました。このVTRが明けて、カメラがスタジオに戻ると、藤井アナは『こんなときにすみません』と頭を下げて神妙に陳謝していたのです」(芸能ライター)
確かに、日本国民を暗く沈ませるコロナ禍のさなかに、テーマパークを満喫する2人の映像はお茶の間に違和感を抱かせるだろう。
さて、その『笑神様』では元同期の2人と森圭介アナ、郡司恭子アナ、岩田絵里奈アナという日テレの後輩アナの計5人が車中で談笑したり、ゴルフ場でプレー。藤井アナは「プレジャーフォレスト」でハーネスをつけながら吊り橋を渡り、その先にある鐘を鳴らすスリリングなアトラクションに挑戦していた。「高いところダメだから! 高いところダメだから!」と絶叫しながらも勇気を振り絞り、鐘を鳴らすことに成功したのだが……。
「郡司アナから『視聴者の皆さん見てますから!』と振られた藤井アナは、『今日もご覧いただき、ありがとうございました』と橋に立ったまま、カメラに顔を向けて挨拶していました。SNS上では『藤井アナの好感度がブチ上がった』『藤井アナ可愛い! まじで最近この人好き』などと絶賛の声が上がっていたが、一方で疑問を持つユーザーも。ロケのオープニングで、画面に『3月21日に行ったロケです』というテロップが表示されていたためです」(同)
ネット上では、「3月21日のロケはちょっと残念」「3月21日ってやばくない? あの3連休の時期にこんな事やってたの?」「日テレ大丈夫か?」という指摘が上がることに。
日本で感染が爆発的に広まったのは3月20日、21日、22日の3連休とされている。“コロナ疲れ”で国民の気が緩んでしまったというのが、現在の大方の定説だ。藤井アナもイチ会社員。指定されたロケ日を突き返すのは難しかったのだろう。「こんなときにすみません」という謝罪の言葉は、厳しくなるばかりのコロナ禍と比して、はしゃいでしまったあの日の贖罪と自戒の意を込めたものだったに違いない。
(市原和郎)