HIKAKIN、はじめしゃちょー所属のUUUM、吉本と業務提携も……「人気YouTuber大量離脱」問題に新展開の予感?
HIKAKIN、はじめしゃちょーら数多くの人気YouTuberが所属する事務所・UUUMと、吉本興業が資本業務提携を締結。吉本に所属するタレントのYouTubeチャンネルをUUUMと共同で運営していくことを発表した。吉本芸人は、“カジサック”ことキングコング・梶原雄太を筆頭に、続々とYouTube界に進出しているが、この取り組みは双方にとってプラスに働くのか――。
UUUMは、設立者の一人であり、最高顧問を務めるHIKAKINをはじめ、フィッシャーズ、水溜りボンドといった人気YouTuberを擁する事務所。このほど吉本との業務提携が決まり、その第1弾として、YouTubeチャンネル「カジサック KAJISAC」で、「HIKAKIN×カジサック」のコラボレーション動画を4月28日午後6時頃に公開した。芸能界でのノウハウやパイプを持つ吉本と、多くのクリエイターを抱えるUUUMだけに、事業の可能性は広がりそうなものだが……。
「UUUMといえば、このところ“大量離脱”が話題になっています。昨年9月には2人組YouTuber・ヴァンゆん(チャンネル登録者数205万人)がUUUMから大手芸能事務所の太田プロダクションへ移籍したほか、今年2月にチャンネル登録者数546万人を誇る大食いYouTuber・木下ゆうかが卒業。以降も釣りいろは(同46万人)、関根理紗(同137万人)、ハイサイ探偵団(同96万人)など、退所が続いているんです」(芸能ライター)
一方、元所属者の動画では、主にUUUMのギャラについての暴露が行われている。これらの情報や、過去の報道などによると、動画の収益のうち、2割がUUUMの手数料として差し引かれ、残る8割がYouTuberの取り分となり、そこに元所属者たちは「UUUMのサポートと手数料が見合っていない」といった疑問を持っていたものとみられる。
「対する吉本は『会社が9割、芸人1割でスタートする』と言われており、給料の安さは有名だ。その代わり、売れっ子になったり、所属歴が長くなれば、次第にタレントへのギャラの分配率が高くなるシステムです。YouTube界隈と吉本では、金銭面での認識があまりにもかけ離れています。双方のコラボにおいて、ギャラの指針がどうなるかはわかりませんが、一歩間違えれば、UUUMのクリエイターの取り分を知った吉本芸人が、事務所から大量離脱しかねませんよ」(同)
果たして、吉本とUUUMのタッグは無事に軌道に乗るのだろうか。