浜崎あゆみ役、存在感ゼロ!? 『M 愛すべき人がいて』は「田中みな実ありきのドラマ」に?
歌手・浜崎あゆみの自伝的小説が原作の連続ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)が4月25日に第2話を迎え、平均視聴率5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。土曜夜11時台という放送枠ながら、初回平均5.6%に続き好成績をキープしているが、「“浜崎あゆみのドラマ”ではなくなっている」(芸能ライター)ようだ。
「同ドラマは、ノンフィクション作家・小松成美氏が浜崎への取材をもとに書き上げ、昨年8月1日に発売された同題小説(幻冬舎)の実写版で、浜崎(ドラマでは主人公・アユ)のサクセスストーリー、そして現エイベックス株式会社会長CEO・松浦勝人氏(ドラマではレコード会社「A VICTORY」代表取締役専務・マサ)とのラブストーリーを展開。アユ役にはエイベックスの新人歌手・安斉かれん、マサ役には俳優・三浦翔平が起用されています」(同)
初回は、マサの秘書・姫野礼香役の田中みな実の“怪演”がネット上で話題になったが、第2話ではボーカルトレーナー・天馬まゆみ(水野美紀)にも注目が集まった。
「天馬はアユにハードなレッスンを課す鬼講師で、アユへ嫉妬心を燃やす姫野とそろってかなり“濃い”キャラクター。ネットユーザーは『アユより脇役が目立ってストーリーが全然頭に入ってこないけど、めちゃくちゃ笑える』『田中みな実も水野美紀も、演技が振り切れてて最高』『ギャグドラマとして見てる』『もはや田中みな実ありきのドラマだよ』などと、大盛り上がり。水野はゲスト出演でしたが、田中はメインキャストとして3話以降の活躍も期待されています」(同)
一方、アユ役を演じる主演の安斉、そしてモデルの浜崎自身も、今のところ“空気”のような存在になっている。
「安斉はもともと無名ということもありますが、浜崎自身に視聴者の関心が集まっているような反応も見られず存在感ゼロ、完全に田中と水野に話題を持っていかれていますね。また業界関係者の間では、アユのモデルである浜崎本人が、同ドラマについて一切言及していないことも話題になっています。正直、浜崎の栄光を称えるような内容ではないため、彼女のイメージアップには、何もプラスにならない作品ではありますが、どう思っているのかは気になるところ。とりあえずネットの注目度が高いので、エイベックス的には好ましい状況なのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
このままさらなる盛り上がりが見られればいいが、気になるのは撮影の進行状況だ。
「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、各局、ドラマの撮影を中断しており、『M』に関しても現状撮影できているのは第4話分までだといいます。5月6日に、緊急事態宣言が解除されたら、撮影を即再開し、放送を継続させられるでしょうが、撮影が間に合わなければ第5話以降の放送は休止になるでしょう。せっかく話題になっているのにもったいないとは思いますが、こればかりは仕方ありません」(同)
放送継続についての危機はあるものの、『M』の勢いはどこまで続くだろうか。