金城武は今どこに? 台湾でいまだ支持を集める29年間ノースキャンダル俳優の歴史
さて、世界的映画スターとなった金城は現在どこで何をしているのだろうか? このご時世にもかかわらず、オフィシャルSNSを持たない彼の私生活はいまだに謎に包まれたまま。これまでも中華圏メディアが何度も恋人の存在や、結婚について調べようと躍起になったが、まったく何も出てこない。29年間目立ったスキャンダルもなく活動を続ける、パーフェクトマンだ。
熱愛も結婚もないが、実は仕事量もかなりセーブしているよう。ここ直近の主な活動としては、昨年に台湾の大手ペットボトル飲料『御茶園』のCM出演と、映画『The Crossing ザ・クロッシング』くらい。同作ではチャン・ツィイー、ソン・ヘギョ、長澤まさみらアジアの豪華キャストと共に歴史に翻弄される男を演じ、日本でも公開されたが大ヒットには至らなかった。しかも同作、制作されたのは14年と結構前のこと。
「御茶園」のCMを見ればイケメンぶりを保っていることは確認できるが、あれだけ日本で活躍していた時代があったことを考えると「もっとたくさん露出してもいいのでは?」と思ってしまう。ところがどっこい、台湾メディアの報道によると、彼は各地に不動産を所持しておりその運営や投資などで稼いでいるため、馬車馬のように働く必要がないのだという。「金ならある」ということだ。日本の映画界もドラマ界も少々停滞気味ではあるし、金城の琴線に触れるオファーがないのかもしれない。
だが、ファンは金城の精力的な活動を強く望んでいるはずだ。その証拠に、20年4月23日に台湾メディア『三立新聞網』に掲載された「台湾の芸能人でイメージがいいのは誰だ?」という記事の中で、なんと金城の名前がメインで登場したのである。近年は大きく目立った活動をしていないにもかかわらず、ネットからは「こんなにカッコイイのにスキャンダルが1つもないなんて自制力の塊!」「時代の神」「完璧すぎるんだよなあ」といった称賛の声が続出しており、彼の人気ぶりが健在であると証明された。
こうした台湾での支持率を鑑みれば、仕事のオファーは引く手あまたなはず。不動産で稼ぐのもいいけれど、やっぱりテレビや銀幕で活躍する姿が見たいと思ってしまうのだ。そして、あわよくばまた日本の作品でお目にかかれればもっといいのだが……。