『鬼滅の刃』主題歌「紅蓮華」カバーで汚名返上? misonoと広瀬香美……炎上歌姫たちが高評価
misono、広瀬香美という音楽シーンきっての“炎上歌姫” が、大ヒットアニメ『鬼滅の刃』(TOKYO MXほか)の主題歌「紅蓮華」をYouTubeで披露し、話題を集めている。 広瀬は鍵盤を叩いての弾き語りスタイル、misonoは「5秒で即興ソングを作ること」で知られるYouTuber・虹色侍とのデュエットスタイルで同曲を熱唱。今のところ双方とも「びっくりするほどの高評価をSNSで得ている」(音楽ライター) といい、好感度アップに成功している様子だ。
misonoは虹色侍のチャンネルを通じて4月10日に、広瀬は自身のチャンネルに17日に、それぞれ同曲のカバーをアップ。misonoと虹色侍の動画はすでに100万以上の視聴回数を記録。広瀬も21万回以上の視聴回数(共に20日現在)で、misonoの後を追っている。SNSでの反響も良く、misonoのファンは「カッコよすぎて何度も聞きたい!」「やっぱりプロだね」「歌声を久々に聞けて泣いてる」、広瀬のファンも「ぶっとびの歌唱力と演奏!」「マジでヤバい」 など次々に称賛の声を上げている。
広瀬とmisonoは、その破天荒な言動から、しばしばネットで炎上騒ぎを起こし、“炎上歌姫”と揶揄されることが多い。ある音楽ライターは双方の炎上遍歴について、次のように語る。
「misonoは2013年、テレビ番組で『30歳で引退する』と宣言しておきながら、ニューアルバムを発売し、 『引退詐欺ではないか』と騒がれたり、17年に結婚した際には、結婚式を7回も挙げて周囲に苦笑された過去があります。広瀬も所属事務所との独立トラブルが勃発、自身の言動によってライブ会場を出禁になった、またマネジャーが28人も替わったなど、素行の悪さを事務所社長に暴露され、すっかり好感度を落としてしまいました」
misonoは一昨年から、広瀬は昨年から、それぞれ自身のYouTubeチャンネルを開設。2人ともチャンネル登録者数は10万を少し超えたくらいだが、「いい話題作りになっているのでは」(前出・音楽ライター)という。
「2人がYouTubeに活路を見いだしたことは評価できると思います。実力は申し分ない二人なので、テレビでトークを披露して、炎上の火種を振りまくより、音楽をダイレクトに配信するYouTube向きと言えるのではないでしょうか。今回のように、音楽面で話題を呼び続けていければ、登録者数も増えていくでしょうし、“炎上歌姫”の汚名を返上できるかもしれません」(同)
その一方で、「広瀬のYouTube活動には及第点もある」と音楽ライターは指摘する。
「比べるものではないでしょうが、再生回数からもわかるように、misonoの『紅蓮華』のほうが世間的なウケはいいと思います。もちろん虹色侍の力も借りているということもありますが、何より歌のクオリティが高く、直球勝負をしている印象。一方、広瀬は歌う前の冒頭数分間、曲の解説を語るシーンを入れ込んでいて、一人でまくしたてるようにしゃべり散らしており、ファンにはたまらないだろうなと思う半面、歌唱以前に、そこでネットユーザーの好き嫌いが分かれてしまいそうです」(同)
ちなみに「紅蓮華」だが、実は雨上がり決死隊の宮迫博之もほぼ同時期に自身のチャンネル内でカバーしているほか、最近ではToshlも『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で歌唱し話題になった。
「なんだか、過去に問題を起こした人ばかりが競うように歌っていて興味深いのでは。そのうち浜崎あゆみあたりが参入すると面白いんですけどね」(同)
“炎上歌姫”たちの今後から目を離せそうにない。