カルチャー
令和幕開けからもうすぐ1年

雅子さま、皇后としての1年間は「想像外」!? 皇室ウォッチャーが語る「現在の病状」

2020/04/29 18:30
サイゾーウーマン編集部
getty Imagesより

 令和が幕を開けて、まもなく1年がたとうとしている。2003年に「適応障害」と公表されてから、長年療養に入られていた雅子さまに関して、「今後皇后としてのお役目をどう担っていくのか」とする報道も散見されたが、この1年、目覚ましいご活躍ぶりをみせていると感じる国民も少なくないのではないか。そこで今回、皇室ウォッチャーX氏に、皇后雅子さまの1年間を振り返ってもらった。

ーーお代替わりから1年がたとうとしています。皇后になられた雅子さまの1年間の様子を、率直にどのように思われますか。

皇室ウォッチャーX氏(以下、X氏) お代替わり前までは、正直ここまでの活躍をお見せになるとは思っていませんでした。療養に入られてから長年、公務に取り組むことが難しく、国民の中には「皇后としての役割をきちんと果たすことができるのか」という不安を抱いていた人は多かったことでしょう。16年に、上皇陛下(当時天皇陛下)が譲位の意向を示されるというビデオメッセージを公表されてから、雅子さまの中で「19年5月に皇后になる」という覚悟は徐々に固まっていたとは思いつつも、いきなり美智子さまのようなご活躍は厳しいと私自身、思っていました。しかし、お代替わりに伴う一連の行事や儀式、四大行幸啓の地方公務、名誉総裁を務める日本赤十字社の式典などにもご出席。この1年でのお姿を拝見すると、やはりもともと実力のあるお方だったのだと感じました。

ーーこの1年間の雅子さまのご公務等で、特に印象に残ったことをお教えください。

X お代替わりの中心儀式で、昨年10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」を立派にこなされたことは印象に残っています。ご病気の雅子さまにとって、十二単の和装はご負担で、「苦手」とされていたんですが、そのお召し物で、世界中が注目する儀式を立派にこなされたのは大変なことだと思いました。「高御座」に昇られ、お言葉を読む天皇陛下の手が少し震えているほど緊張感のある中、雅子さまが「御帳台」に昇られて真正面をじっと見つめるお姿は、とても素晴らしかったです。

 また、雅子さまが美智子さまの後を受け、名誉総裁に就任した「日本赤十字社」の式典「全国赤十字大会」「ナイチンゲール記章授与式」も印象深いです。この2つの式典には、天皇陛下はおらず、雅子さま単独でのご出席だったのですが、大変堂々としていらっしゃった。美智子さまの職務をきちんと引き継がれたのだと実感しました。

ーー天皇陛下とご一緒の際の雅子さまは、どのようなご様子なのでしょうか。

X 天皇陛下とお二人でいらっしゃるときにも、雅子さまはとても堂々としていらっしゃいます。例えば、昨年5月、即位後初の国賓として来日した米・トランプ大統領夫妻と接見されたときです。陛下がトランプ大統領と会話をされているとき、雅子さまは通訳を介さずに、15分間もメラニア夫人と笑顔で話されていました。美智子さまが皇后でいらっしゃったときは、当時の天皇陛下が国賓と会話されている際、一歩下がっていたというか、控えめにされていた印象があります。しかし、元外交官で国際感覚の豊かな雅子さまの接遇は、陛下と同等な形で進められていたため、国際親善への強い思いやそれに伴う実力を、世界にアピールできたのではないでしょうか。

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