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ローリング・ストーンズ、オンラインライブ『One World』が「完全なエアドラム」で「最高!」と話題
2020/04/20 18:44
なぜチャーリーがエアドラムとなったのかは明かされていないが、恐らく自宅にドラムセットがなかったということなのだろう。メンバー以外のバックコーラスも聞こえていたので、ドラムを含めて過去の音源と今回のライブパフォーマンスがミックスされた可能性も高い。
ちなみに、ドラムスティックとスマートフォンさえあればドラムセットがなくても音が出せる「Freedrum」というスマートデバイスなどもあるが、チャーリーが今回使用していたドラムスティックにそのようなデバイスは取り付けられておらず、完全なエアドラムだったとみられる。
たくさんのドラムやシンバルを並べて叩くドラマーが多い中、シンプルな構成のドラムセットでプレイし続け、ロッカーなのに紳士的なスーツが大好き。コンサートでも感情を表さずに涼しげな顔でプレイするなど、落ち着いた雰囲気のチャーリー。64年に結婚した妻と今でも仲良く暮らしていることから、安定した人生を送っていると思われがちだが、80年代はヘロイン依存に陥ったり、04年には咽頭がんを発症して放射線治療を受けたりと、苦境を乗り越えてきた。今年79歳になるが、ステージの前には必ずリハーサルをし、コンサートでは力強いドラムを披露しているため、今回のエアドラム姿は非常にレアなものだといえよう。
5月から始まる予定だったアメリカツアーが新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期となり、ファンと共に落胆していたローリング・ストーンズ。今回のパフォーマンスは、ファンだけでなく、彼らにとっても特別なものとなったに違いない。
最終更新:2020/04/20 18:44