JO1派生ユニット誕生、事務所・吉本は「ORβITの黒幕」調査中!? 『PRODUCE 101 JAPAN』めぐり波紋広がる
オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系、動画配信サービス「GYAO!」で放送・配信)の“合格者”で結成された男性アイドルグループ・JO1が、3月4日にCDデビュー。一方で4月11日、同オーディションに参加していた練習生の本田康祐、中川勝就、浦野秀太、佐野文哉4名による“新ユニット結成”が吉本興業から発表されたが、業界関係者の間では「これにより、ORβITの問題点が浮き彫りになった」と話題になっているという。
「『PRODUCE 101 JAPAN』は、吉本とMCIPホールディングス、そして韓国企業・CJ ENM共同で始動させたオーディション番組。これに勝ち抜いた11人で結成されたJO1は、吉本とCJ ENMの合弁会社・LAPONEエンタテインメントに所属し、3月4日にデビューシングル『PROTOSTAR』をリリースしました。しかし、その裏で結成されたORβITというグループが、業界内外で物議を醸したんです」(芸能ライター)
ORβITは、『PRODUCE 101 JAPAN』の不合格者、もしくは辞退者となったメンバー7人で結成され、今年1月にYouTubeチャンネル「ORβIT UNION」を開設。2月にメンバーの紹介動画を公開し始めた頃から、ネット上では「JO1にはなれなかった子たちも、違う形でデビューが決まったの?」「ORBITにも吉本が関わってるのかな?」などと話題になっていた。
しかし、既報の通り、吉本側はサイゾーウーマンの取材に対して、ORβITとの関連性を否定している。
「つまりORβITは、オーディションの主催者である吉本に何も伝えずグループを結成、しかも“本家”であるJO1のデビューより先に、メディア活動を展開したというわけです。彼らがファンを獲得できたのは、当然、吉本サイドが莫大な費用を投じてオーディションを開催したからこそ。にもかかわらず、吉本に無断で活動を行うのは、業界的に『マナー違反』と言えるでしょう」(制作会社関係者)
そんな中、このたび吉本は、JO1メンバーに選ばれなかった本田、中川、浦野、佐野による“公式のJO1派生ユニット結成”を発表した。彼らの活動に関する情報は随時明らかにしていくそうだが、「これにより、吉本“非公式”のORβITには、さらに不穏な空気が漂い始めた。窮地に立たされているのが明確になったと言えるでしょう」(同)という。
これまで、ネット上のファンの間では「実はORβITも吉本所属なんじゃないの?」という予想や、「吉本じゃなくても、ほかの大手プロが手を差し伸べてくれたのでは?」という意見もあったが、ここにきて「本田くんたちの発表はうれしいけど、ORβITが吉本とは関係ないことが立証されてしまった」「ORβITはどういう立ち位置なの……?」といった困惑が広がっている。
「日本の一般的な大手プロであれば、ORβITのようなマナー違反は絶対にしません。現状、ORβITは事務所やプロデューサーなども“不明”の状況で、吉本サイドはその“黒幕”について調査を続けているようです」(同)
業界内で物議を醸すスタートを切ったORβIT。今後の活動がどうなるか、注視していきたい。