サイゾーウーマン芸能テレビテレビCMにみる、本当の“危機” 芸能 CM差し替えのウラは…… 緊急事態宣言でACジャパンにCM差し替え続出! テレビ局関係者は「本当の“危機的状況”は、番宣だらけになったとき」 2020/04/10 12:00 サイゾーウーマン編集部 テレビ芸能ウラ情報 「ACジャパン」公式サイトより 新型コロナウイルスの感染拡大の影響から、テレビ番組のCM枠が公益社団法人ACジャパンのCMで埋め尽くされる機会が増えている。特に、4月7日に政府が「緊急事態宣言」を発出した前後は、「AC」や「ACジャパン」がTwitter上でトレンド入りを果たすなど、話題を呼んだ。ACのテレビCMの放送頻度が高まっている現象は、2011年3月11日に発生した東日本大震災直後と同じだけに、「非常事態」と実感させられるからか、ネット上では「ACのCMはトラウマ」「不安な気持ちになる」との声が上がっている。 一方、テレビ局側にとっては、CM枠を企業に提供することで得る広告収入は、最も大きな収入源だ。そのため、ACジャパンのCMへの差し替えは不利益となるようにも思えるが、実際は「ACが流れているうちは、まだ大丈夫」というのが本音なのだという。 「CM放送枠は、2クール以前、つまり半年前から決まっているものなので、時勢によって別のものに差し替えられることはそれなりにあります。新型コロナ感染拡大の影響を受けた今回の場合、『体調不良にすぐ効いて仕事に行ける』とアピールするような医薬品や、パーティーや飲み会の様子を取り入れたお酒のCMなどは、放送が自粛される傾向になっています。それらをオンエアする予定だった枠で、ACのCMが流れているというわけです」(テレビ局関係者) しかし、たとえACなどほかのCMに差し替えられたとしても、その枠はもともとのクライアント企業が、CM放送料を負担するのが一般的だという。 「スポンサーからすれば無駄な出費となってしまうものの、不用意なCM内容が消費者離れを招く危険性を考えれば、差し替えは致し方ないところでしょう。放送料は企業側の負担となるため、テレビ局の収益には、現状、特に影響は出ていないと言われています」(同) しかし、テレビ局側にとって問題なのは、新型コロナウイルスの終息時期が、まったく予測できないことだ。 「いずれはCM枠の買い手がつかなくなるかもしれないし、差し替えを続けているスポンサーが、枠を返上したいと依頼してきてもおかしくはない。そうなると、いよいよ何も放送できるものがなくなってしまい、最悪の場合は『自局の番組の宣伝』が、延々と流れることになります。深夜帯では、そういった枠もたまに見かけますが、朝やゴールデン帯でもそうなった場合は、テレビ局にとって本当の『危機的状況』となります」(同) いずれ「ACラッシュ」ではなく、「番宣ラッシュ」が、トレンド入りしてしまうことにならなければよいのだが……。 サイゾーウーマン編集部 芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト X:@CyzowomanC Instagram:@cyzowoman オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン] 最終更新:2020/04/10 12:00 Yahoo 新品本/テレビでたどる子どもの文化 3 テレビCM〈コマーシャル〉 片岡輝/総監修 番宣ばかりにならないことを祈る 関連記事 『未満警察』『ハケンの品格』春ドラマ延期続出! テレビ局は新型コロナによる「スケジュール大変動」をどう乗り切る?TBS『オールスター感謝祭』5月上旬に延期のウワサ――「放送できるの?」「中止でいいのでは」出演者は困惑TBS『オールスター感謝祭』ひな壇空っぽで放送へ!? 新型コロナ対策で番組大幅変更、「打ち切り」の足音も嵐、コロナ禍で浮上した“活動続行説”の外堀を埋める「女性自身」と「女性セブン」新型コロナの休校処置で、娘の昼食代・お小遣いが月5万円に! 経済的にも大打撃…… 次の記事 セリア「帽子ハンガー」レビュー >