松本人志の「ホステスさんに税金は払いたくない」発言で議論白熱! 「職業差別」「ホステスさんは高所得者」
4月5日放送の情報バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策について特集した。その中で出演者のダウンタウン・松本人志が「ホステスの給料を我々の税金では払いたくない」と発言し、一部ネット上で、「職業差別」「見損なった」と物議を醸している。
「緊急経済対策の目玉となる現金給付について、政府は『一定の水準まで所得が減った世帯を対象に、一世帯30万円を給付する』という方針を明かしていますが、これについて出演者たちが議論していたときに、松本が『水商売のホステスさんが仕事休んだからといって、普段もらっている給料を我々の税金では払いたくはない』という発言をしたんです。これに対し、ネット上では『職業差別だ』『特定の職業の人だけダメって、なんで?』と反論する声が続出。しかし、政府が『高所得者への給付は見送る』という方針を明かしていることから、『松本が言ってるのは、ホステスさんは高所得者に含まれるって意味でしょ』『松ちゃんの言いたいことはわかるし、私もそう思う』と賛同する意見も多く見受けられます」(芸能ライター)
ただ、これに先駆けて発表された「休業補償」について、政府はホストやキャバクラ嬢など風俗営業関係者を公金支給の「対象外」と排除しており、ネット上では「一番影響が出ている職業の一つ」「仕事として成り立っている以上、職業差別にあたる」と怒りの声が噴出していた。その後、6日になって風俗業も対象にするとして「要領の見直しを検討したい」と発表されるなど、状況は変化している。
「どうやら一部のネットユーザーの中には、今回の松本の発言を現金給付ではなく『休業補償』についてのものと勘違いしている人もいるようです。その点を踏まえ、『高所得者が現金給付の対象外なのはしょうがないのでは』という声も多く寄せられていました」(同)
とはいえ、芸能人は夜の街によく遊びに行っているというイメージから、「自分たちは散々遊んどいて、いざとなったら見捨てるのか」「冷たすぎない?」と、少なからず批判の声も上がっている。
「特定の職業を出してしまったのはよくなかったかもしれませんね。『ホステスといってもギリギリで生活してる人もいる』『ホステスを除外するなら、高所得者である芸能人にだって補償をつけてほしくない』との反論も出ています。ほとんどの人が外出自粛などで精神的にも大きなダメージを受け、疑心暗鬼に陥っている状態ですから、もう少し発言に気を使うべきだったのかもしれません」(同)
いまだ収束の兆しは見えず、国民の不安は募る一方なだけに、テレビからは明るい話題を提供してほしいものだが……。