TKO・木下隆行、「松本人志メイン」の『ワイドナショー』への出演が業界内で物議醸すワケ
4月5日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)にTKO・木下隆行が登場し、“後輩芸人へのパワハラ報道”について「事実」と認めた。番組のレギュラーコメンテーターであるダウンタウン・松本人志が、厳しい意見を述べる場面もあったが、業界内外でも批判が飛び交っているようだ。
「木下をめぐっては、昨年9月発売の『週刊大衆』(双葉社)がオジンオズボーン・篠宮暁に中身の入ったペットボトルを投げつけてケガさせていたことを、また、同10月発売の『女性自身』(光文社)が、安田大サーカス・クロちゃんへの土下座強要&頭を踏みつけるなどしていたことを伝えていました。こうした報道が出て以降、テレビから姿を消していた木下ですが、今年3月15日をもって大手芸能プロダクション・松竹芸能から退社し、現在はフリーで活動しています」(芸能ライター)
4月1日には公式YouTubeチャンネル「木下プロダクション」に初投稿した動画で、「パワハラ騒動の件でご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪していたが、今回の『ワイドナショー』でも、あらためてパワハラの件に言及した。
「木下は『6カ月テレビに出ていなかったんですが、正直に話せる場を作っていただき、感謝してます』と頭を下げ、パワハラについて『事実です』と認めました。後輩芸人には謝罪したとのことでしたが、松本は『(報道後に)後輩たちが、木下をかばっていない事実をしっかり受け止めないといけない』と指摘。さらに、ネット上では『よくもテレビに出てこられたな。木下にはもう嫌悪感しかない』『後輩たちがダンマリということが、全てを物語ってる』『YouTubeでの謝罪も不愉快だったけど、わざわざテレビでも謝罪パフォーマンスかよ』などと炎上しています」(同)
木下の『ワイドナショー』出演に批判的なのは、世間だけではないという。
「業界関係者の間でも、『わざわざテレビに出る必要はあったのか』『適当にオファーに応じただけとしか思えず、かえって炎上を大きくした』と、呆れられているようです。また、木下は『(松竹の)アットホームなイメージを傷つけてしまい、いづらくなった』ため、禊のつもりで退社したと語っていましたが、それでいて騒動後初のテレビ出演が、松本メインの番組……つまり“吉本の番組”というのもどうなのでしょう。いくら元事務所や、そこに残った相方・木本武宏への“感謝”を口にしても、説得力がないのでは」(テレビプロデューサー)
木下は3日、「カジサック」ことキングコング・梶原雄太とのコラボレーション動画をYouTubeにアップしていたが、彼もまた吉本芸人。ネット上では、木下がYouTuberとして成功しているカジサックに「擦り寄っている」という批判も噴出していた。この動画は低評価で、久々のテレビ出演もマイナスでしかなかったとみられるが、この状況も「事実」と受け止めるほかないだろう。