TOKIO・松岡昌宏、「心のどっかで腹をくくってる」――新型コロナへの対応明かしファンから「尊敬」の声
TOKIO・松岡昌宏がパーソナリティを務めるラジオ『TOKIOWALKER』(NACK5)。4月5日の放送回では、新型コロナウイルスによる肺炎のため急逝した、志村けんさん(享年70) について語る場面があった。
松岡はフリートークの場面で、今回は「放送日の3日前」に収録した音源だと明かした上で、「一体コロナウイルスのことがどうなっているのかな、というのを頭に入れつつ、今ラジオをみなさんにお届けしてる」と、現在の心境を告白。「どの情報を信じていいのか……。デマもいっぱいあっ たりする中でね、みなさんすご困ってる方もいるでしょうし」「経験したことのない戸惑いもいっぱいあると思うんです」とリスナーを気遣いながら、「あんまり僕、こういうことをラジオとか放送で流すのはいかがなものかと思うんですが」と言いつつも、松岡なりの対応について明かした。
新型コロナウイルスに限らず、生死に関わる病気や、災害といった“まさかの事態”への心構えについて、「意識してるのは、決して開き直りではなくて、ちょっと自分の心のどっかで腹をくくってることがある 」と切り出し、「自分がいつも心がけてるのは、『来るときは来る』。うつるときはうつる、なるときはなるっていうふうに思ってます」とのこと。緊急事態に向けて最大限の予防をしながらも、「自分の心のどこかに保険をかけとく」 ことで、緊急事態になった場合も、冷静にシミュレーションができるのだそう。
その後、松岡は「この時期だから多くは語りませんけど、やっぱり我々が愛した、そして我々をかわいがってくれた大巨匠が、ああいった形で、コロナウイルスで先日亡くなりましたけど」と、志村さんにも言及。「あの方ですら逝っちゃうんだ、と。この話は落ち着いたらゆっくり、いろいろとお話ししたいなと思います。本当に、まあ2人で一緒に飲ませてもらったこととかも結構あるし……いろんな思い出話あるんで」と故人を偲んだ。「今はなんか、すごいバタバタしてるときだから伝わんないかな、と思うし。ちょっと落ち着いたときに……。“みんなでアイーン”って感じでいければ」とおちゃらけながらも、「本当にご冥福をお祈りします」 と締めくくった。
この放送を受け、ネット上ではファンから「松岡くんの考え方とか、すべて尊敬でしかない。私もマボを見習わなきゃいけないな」「腹をくくるって、すごく松岡くんらしい。『自分は大丈夫』と思うことが一番危険だと思う」「マボちゃん、志村さんが亡くなってつらかっただろうね……。ゆっくりでいいから、いつか思い出話いっぱい聞かせて下さい」といった声が上がっていた。
終始落ち着いた口調で真摯にメッセージを発信した松岡の言葉は、多くのリスナーに届いたに違いない。