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エマ・ワトソン、「変態プレイに魅了されている」と大胆発言! 清純派女優の告白に賛否両論

2020/04/03 19:36
堀川樹里(ライター)
要はちゃんと話を聞いてくれる男がいいってこと!

 2015年に公開され、欧米を中心に社会現象を巻き起こしたエロティック・ロマンス映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』。「若くて無垢なヒロインが、性的サディズム嗜好のハンサムな大富豪と出会い、BDSM(ボンデージ・ディシプリン・サディズム&マゾヒズム)の主従契約を結ぶ」という官能小説を実写化したもので、この作品がきっかけで「キンク・カルチャー」に興味を抱く人が激増したものだった。

 キンク・カルチャーとは、性行為のあるSMプレイを楽しむ人たちだけでなく、性行為はなくナイフで痛みを与える/与えられることを好む人々、ロープで全身を縛り上げる/縛り上げられることに喜びを感じる人々など、いわゆるアブノーマルな人々が築いてきた文化のこと。排泄物を相手にかける/かけられることに興奮を感じる人々など、いわゆる変態プレイを好む人々などもキンクにカテゴライズされる。

 「互いの欲望を追求し、満足し合う」ことを目的としてるキンクは、事前にじっくりと話し合い、「どこまでOKか」を明確にして、互いに合意した上でないと楽しめないプレイ(一部例外あり)。ルーティンセックスに陥りがちなノーマルな人々より、濃密なコミュニケーションをとっていると見る人もいる。

 そんなキンク・カルチャーに「魅了されている」ことを、清純派女優の代表格とも称されるエマ・ワトソンが激白したのだ。

 大ヒット映画シリーズ『ハリー・ポッター』のハーマイオニー役として世界的な人気を博したものの、道を外れることなく立派な大人に成長したエマ。国連の「UN Women親善大使」として、ジェンダー平等を目指す「HeForShe」キャンペーンを立ち上げるなど、若きセレブリティ活動家としても一目置かれている存在だ。

 今月15日に30歳を迎えるエマが、「キンク・カルチャー」への思いを明かしたのは、米誌「Teen VOGUE」のインタビューでのこと。3月8日の国際女性デーに、自身のインスタグラムで「オススメ本」として投稿した『Sex & World Peace』の著者の一人、テキサスA&M大学教授バレリー・M・ハドソンが聞き手であったからか、エマはフェミニズム、結婚、「#MeToo」運動について、いつも以上に熱く語った。

 エマは、恋愛関係におけるジェンダー平等を実現するには、コミュニケーションが必要不可欠だと主張。「私が見てきた“健康的な関係”を築いている人たちの多くは、同性カップルなの。きっと、(自分たちの関係について)膝を突き合わせてじっくりと話し合い、同意しなければ成り立たない関係だからだと思うわ」と見解を示し、互いの役割や何を求めているのかを話し合うことは、あらゆる恋愛関係において重要だと主張。

 その上で、「実は私、キンク・カルチャーにそそられ、魅了されているの。だって(変態プレイをする人たちは)、素晴らしいコミュニケーション能力を持つ人たちだから」「欲求を満たしたいからこそ、互いにぶつかり合い、同意を得る」と熱く語り、「お手本になると思う。(同性カップルやキンクたちの同意を絶対条件とする)彼/彼女たちのスタイルって、みんなの恋愛関係にも役立つはずだわ」と持論を展開した。

 変態プレイ自体に興味があるわけではなく、プレイする前の“前戯”ともいえる交渉や同意を得るための話し合いを「魅力的」だと感じる、という聡明なエマらしいこの発言に、ネット上では「コミュニケーションって本当に大事だよね」「会話を怠ると、ろくなことはない。恋愛関係もダメになる」などと賛同する意見、「ティーン向けの雑誌にキンクだなんて、大丈夫?」「なんだか、めんどくさい女」などの批判的な意見、ほかにも「プレイより会話に強くそそられるなんて、彼女もヘンタイだよね」といった意見も上がっている。

 昨年、『ハリー・ポッター』シリーズで共演したトム・フェルトン(マルフォイ役)とロマンスのウワサが流れたことから、「ハーマイオニーとマルフォイがキンクしてる……」と想像してしまった人もいそうだが、エマは、昨年末に英誌「VOGUE」で、「シングルだけど幸せだと感じてる」「セルフ・パートナーなのよ」と告白。まだ「じっくり話し合う」相手はいないようだ。

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/04/03 19:36
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