中居正広、米倉涼子、柴咲コウ、小雪……芸能人「独立ラッシュ」の裏側! 円満退社できた人、できなかった人は?
米倉涼子をはじめとして、大手芸能プロダクションの“看板級”タレントが、次々と独立を発表している。報道の内容はさまざまだが、共通しているのは、新年度を迎えるタイミングでの事務所退所ということと、“円満退社”を強調している点だろう。その裏側を芸能プロ関係者が語った。
3月31日、中居正広がジャニーズ事務所、柴咲コウがスターダストプロモーション、そして米倉がオスカープロモーションから独立と、大手事務所から離れる大物芸能人が続出した。
「タレントが大手プロを離れるにあたり、最も重要になるのは、いかに『円満退社』であることをアピールするか。というのも、業界関係者に『前事務所との関係が悪化して辞めたのでは?』と色眼鏡で見られると、今後の活動に支障をきたしかねないからです。そのため、タレントは事前に文書や会見で退社を発表したり、前事務所から『エール』を送ってもらうなど、さまざまな調整を行います。中居、米倉はまさにそのパターンで、『円満退社』を強調することに成功したと言えるでしょう」(芸能プロ関係者)
一方で柴咲は、独立が事後報告だったことに加えて、スターダスト側はコメントを発表していない。
「柴咲の独立騒動は、実は4年ほど前から水面下で進められていた。新たに所属する、柴咲自身が代表を務める個人事務所のスタッフも、スターダスト側とキチンと意思疎通ができているとは言い難い。それでも、何とか円満退社をアピールするべく、契約更新のタイミングである3月末までは行動を起こさず、柴咲はサイト上に前事務所への感謝をつづったんです」(スポーツ紙記者)
これ以外にも、小雪が3月31日発売の「女性自身」(光文社)で、今年2月にエイベックスとのマネジメント契約を終了していたことが明らかに。
「小雪以外にも、退社の発表すら行われないケースは多数あって、その多くが事務所との“関係悪化”が原因と言っていい。しかし、昨今は独立でトラブルになった場合、真相はどうあれ事務所側が非難されるケースが急増しています」(前出・関係者)
かつては独立したタレントが活動できなくなるよう、前事務所がテレビ局などに“圧力”をかけるケースが横行していたが……。
「現在では、その“圧力”こそが世間からの批判対象となり、タレントの前事務所に対する不義理は見過ごされる傾向が強まっている。こうした背景もあって、事務所側も“円満退社”を強調する流れになってきたと言えるでしょう。そもそも本当に事務所と円満であれば、タレントは独立はしないはずなんですけどね……」(同)
今回の独立ラッシュが、事務所に不満を持つタレントにとって、さらなる追い風になることは想像に難くない。果たしてこの流れは、芸能界にどんな副作用をもたらすのだろうか。