嵐、5月15日新国立コンサートのチケットめぐり「申し込むのやめた」「中止発表して」とファン不安の声
2020年末でグループ活動を休止し、以降は個人の仕事に専念していく予定の嵐。彼らは、NHKの東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーターを務めているが、同大会の延期が決まったことで、「来年まで活動を継続するのではないか」といった情報が飛び交っている。そんな中、ファン間では、来月に迫る嵐の一大イベントについても、懸念の声が上がっているという。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、今夏に開催されるはずだった東京オリンピック・パラリンピックの延期が決定。3月25日に行われた会見の中で、NHKの担当者は嵐の起用に関して、「現時点で変更ということは考えておりません。(オリンピック・パラリンピックは)来年ということですが、まだ何も決まっていません」と回答。これを受け、ネットユーザーからは、来年のオリンピックに向けた嵐のグループ継続や、再結成を望む声が出ていた。
「しかし、一部の嵐ファンは活動継続の可能性を手放しで喜べず、複雑な思いを抱いているようです。そもそも、嵐が休止を決断したのは、リーダーである大野智が『一度何事にも縛られず、自由な生活がしてみたい』とメンバーに提案し、5人で協議を重ねた経緯があるからです。昨年1月の休止発表後は、コンサートツアーなどを全力で駆け抜けてきただけに、『オリンピックの延期が決定したけど、嵐の活動休止は延期しないで。大野くんを休ませてあげてほしい』『智くんにこれ以上頑張らせないで』『嵐はオリンピックのために活動しているグループじゃない』と、大野を気遣う声も多く出ています」(ジャニーズに詳しい記者)
4月2日発売の「女性セブン」(小学館)では、この問題について芸能関係者が「松本潤さん(36才)らは、一度受けた仕事を反古にするわけにはいかないのではないかと、活動休止の時期をずらす提案を受け入れる考えだとか」「とはいえ、嵐は誰か1人でも反対したり欠けたらやらないという絶対ルールもある。こう着状態です」などとコメントしている。5人でのナビゲーター続行は難しい判断となるが、残る4人が個々でNHKの番組に関与するというパターンも含めて、話し合いを進めているのかもしれない。
一方、嵐ファンの心配のタネはほかにもある。嵐は、5月15日・16日に東京・新国立競技場で『アラフェス 2020 at NATIONAL STADIUM』を行うことを発表済みだが、新型コロナウイルスの影響で中止及び延期になるのではないかと、やきもきしているのだ。同所のHPのイベント情報欄を見ると、5月は15日・16日の『アラフェス』を除いて、『2020ジャパンパラ陸上競技大会』といった4つの大会の中止・延期が決まっている。ファンクラブのチケット申し込みは3月31日が締め切りだったものの、4月1日時点で『アラフェス』の開催可否は明らかになっていない。そのため、一部ファンは「抽選結果を出す前に、『アラフェス』の延期か中止の決断をお願いしたい」「早く中止発表してほしい。心配も期待もさせないで」と、嘆いている。
「国内でも新型コロナウイルスの感染者が増加し、事態はますます深刻化しているだけに、『こんな状況だから「アラフェス」の申し込みを断念した』『感染への不安を抱いたまま楽しめるのか、ライブ後に観客から感染者が出たら……と思うと、申し込む気持ちになれなかった』『5月にコロナがどうなっているかわからないし、終息方向に進んで運良く参加しても、もし感染したら仕事ができなくなるから』との書き込みも見受けられます。嵐は、4月に控えていた中国・北京公演の開催について、2月中旬の段階で『断念』すると報告していました。今回の国立公演も慎重に状況を見極めているのでしょう」(同)
前述の「女性セブン」では、「5月のGW後に予定されている新国立競技場でのコンサートが挙行できるかどうかが、運命の分かれ目です」と、国立公演が嵐の“活動延長”を左右するのではないかと指摘していた。まずは『アラフェス』をスケジュール通りに実施するのかどうか、注目が集まる。