TBS『オールスター感謝祭』5月上旬に延期のウワサ――「放送できるの?」「中止でいいのでは」出演者は困惑
4月4日放送予定だった『オールスター感謝祭2020春』(TBS系)が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、放送を“延期”する――そんな情報が、現在業界内を駆け巡っている。当初から、今回の放送に関しては“例年とは違う形”で制作されると発表されていたが、状況が一向に改善されないことを受けて、この決断が下されるようだ。しかし、新たな放送日として予定されているのが、そこまで遠くない日程であることから、出演者や関係者ら一同は困惑を隠せないという。
例年、春と秋に放送されている『オールスター感謝祭』。同シーズンに放送される連続ドラマの出演者など、大勢のタレントがひな壇に集結し、クイズやイベントを行うのが恒例となっている。
「しかし今回に限っては、MCの今田耕司と島崎和歌子のみがスタジオで進行を務め、ほかのタレントは全員別の場所から、リモートで出演することになっていました。しかし、諸般の事情に鑑み、4月4日の放送は困難と判断されたようです」(TBS関係者)
TBS内でも「中止」か「延期」での議論はあったというものの、現状では「延期」が発表される見通しなのだという。ところが……。
「現時点で業界内に広まっている新たな放送予定日は、5月上旬なんです。すでにタレントのスケジュールの仮押さえも始まっているといいますが、出演者一同『5月だとまだコロナ騒動が落ち着いていないのでは?』『本当に放送できるの?』と首を傾げており、さらには『いっそのこと中止にしたほうがいいのでは』という指摘も。当初TBSサイドは、大勢のドラマ出演者のスケジュールを押さえているため、放送を白紙にするのは難しいということだったんですが……」(芸能プロ関係者)
どうにも腑に落ちない“1カ月延期”のウラには、「ドラマの都合」も多分に含まれているようだ。
「実は、複数の4月期連ドラを、5月スタートに遅らせるという検討がなされているようです。現在、ロケ現場を確保することすら難しい状況で、予定通りに撮影を終えることは難しいのではないかという判断からだといいます。『オールスター感謝祭』が5月に延期になった場合、おそらくこのタイミングで“ドラマの番宣をしたい”ということなのではないでしょうか」(制作会社幹部)
しかし、本当にドラマを5月から放送開始するのかも、現状わかりかねるところだ。
「明日にも、『オールスター感謝祭』の延期が発表されるのではないかとウワサされていますが、多くの関係者が『春の放送は諦めたほうが』『次回は秋放送でいいのでは』と、複雑な心境を抱いているようです」(同)
危機的状況ながらも、決して放送を諦めないとみられる『オールスター感謝祭』。出演陣は無事に放送に臨むことができるのだろうか。