KinKi Kids・堂本剛、「光一くんのためにも」——シングル「KANZAI BOYA」制作秘話を告白
KinKi Kidsがパーソナリティを務めるラジオ番組『KinKi Kidsどんなもんヤ!』(文化放送)が3月23日深夜に放送され、この日は堂本剛が登場。ニューシングル「KANZAI BOYA」について言及した。
「KANZAI BOYA」は、「KinKi Kids」が誕生する前に付けられていたユニット名。この幻のユニット名を冠したシングルが5月5日に発売されると、3月18日に明らかになったのだ。
ネット上で、ファンから喜びの声が次々と寄せられている中、剛は番組終盤にこの楽曲について言及。「去年、ライブで僕が作詞作曲させてもらったんですけど」と説明しながら、「ジャニーさん亡き今ね、その名前が愛おしいな、なんて」と、昨年逝去したジャニー喜多川氏を思ってタイトルを付けたことを明かした。曲ができた経緯については、昨年ドームコンサートを行うにあたり、昔の曲や先輩たちの曲を候補として挙げていた際、「『KANZAI BOYA』って名前、懐かしいなって」と、感慨深く感じたタイミングで制作を決めたという。
また、実はこの曲、当初はコンサートの1コーナーでのみ披露する予定だったものの、堂本光一から「これシングルにすればいいやん」と提案があったそう。剛は「冗談で言ってんのよな?」と思っていたそうだが、実は本気の言葉だったようだ。剛いわく、「光一の中でも、社長が亡くなって、消化しきれてないのよな」「それはね、隣で見ててすごいわかるんですよ」と、光一はいまだにジャニー氏に対する強い思いを持っており、それをひしひしと感じていたとのこと。「こういう作品をリリースすることで、あいつの中でも区切りじゃないけど、気持ち的に何かあるんだろうなって」「『光一くんのためにも』って言い方はおこがましいですけど、そういう気持ちもあって、じゃあリリースしましょうということで踏み切ったんですよね」と、相方への思いもあって、リリースを決めたと明かした。
さらに、リリース日の5月5日は「僕と光一くんが初めて出会った日」と断言。「本当に5月5日なのか、僕はちゃんと覚えてないんですけど……」と笑いどころも作りつつ、「まあ、でもそうすると、僕がジャニーさんと初めて会った日でもあるんですよ。だから(リリース日にふさわしい)そういう日なのか、って」と、しみじみ語っていた。
この日の放送にリスナーからは、「剛くんが光一くんを思う言葉に泣く」「剛さんが光一さんのためにリリースしたいと思うように、光一さんは剛さんのためにリリースしたいと思ってるんじゃないだろうか」「2人が出会った運命の日にリリースするとかエモすぎ」「2人にお互いという存在がいてよかったな」という声が集まっていた。