日テレ「ジャニーズヒストリー」企画、「不自然すぎる!」「解散してないのに」とファンの怒り噴出
Sexy Zone・中島健人とKing&Prince・平野紫耀がMCを務める音楽特番『Premium Music 2020』(日本テレビ系)が、3月25日午後7時~10時54分にかけて放送される。番組内では、「ジャニーズPremiumヒストリー」と題した特別企画も行われるが、その内容を巡って、少年隊ファンから怒りの声が続出しているという。
今回は、4月期の連続ドラマ『未満警察 ミッドナイトランナー』(同)でダブル主演する2人が音楽番組の司会に初挑戦。テーマは「国民にとって“一生もの”の曲」で、数々の秘蔵映像を交えつつ、スタジオライブを繰り広げる番組とのこと。そんな中で、ジャニーズ56年分の超貴重映像を集めた「ジャニーズPremiumヒストリー」なる特集を実施。公式サイトによると、「日本テレビに眠るジャニーズの貴重映像を引っ張りだし見応え抜群のPremiumヒストリーを描く」そうで、初代「ジャニーズ」をはじめ、今年1月にジャニーズ初の同時CDデビューを果たしたSixTONES、Snow Manに至るまでを振り返っていくとか。さらに、KAT-TUN、Sexy Zone、King&Princeは、それぞれのデビュー曲を生歌唱するという。
公式サイトには「ジャニーズPremiumヒストリー登場アーティスト」として、「ジャニーズ、フォーリーブス、近藤真彦、光GENJI、SMAP、TOKIO、V6、KinKi Kids、嵐、KAT-TUN、NEWS、関ジャニ∞、山下智久、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、King & Prince、SixTONES、Snow Man」と、コーナーで取り上げるジャニーズアーティストが記載されている。しかし、ここに錦織一清、植草克秀、東山紀之による3人組ユニット・少年隊の名前が入っていないと、ファンの間で疑問の声が続出しているのだ。
「少年隊は1985年12月に『仮面舞踏会』でデビュー。2020年はデビュー35周年のアニバーサリーイヤーとあって、ファンは3人の活動を心待ちにしているんです。そもそも、少年隊が最後に公の場に姿を見せたのは10年以上前のこと。86年に始まり、彼らにとってライフワークだったミュージカル『PLAYZONE』を2008年に卒業し、後輩に引き継いだ後は、3人での露出機会がなくなってしまったんです。『PLAYZONE』を勇退する際の取材では、東山が少年隊について『死ぬまで続きます』と明言。しかし、以降は目立ったグループ活動がない状態で、ファンクラブは続いているものの、会報は1人ずつの仕事を紹介する程度なんです。一方、ステージ上ではないですが、昨年7月に亡くなったジャニーズ事務所前社長・ジャニー喜多川氏の“家族葬”の集合写真で、3人が横並びになっていたことに、ファンは歓喜。それほど、少年隊3人の姿に飢えているんです」(ジャニーズに詳しい記者)
現存するジャニーズグループでは最古参の少年隊だが、幾多のタレントを発掘してきたジャニー氏にとっても、思い入れの強いグループだったとか。昨年9月4日に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で、TOKIO・国分太一が明かしたところによれば、ある時に「ジャニーさんが思う最強のグループってどのグループ?」と尋ねた際、ジャニー氏は「少年隊」と、即答。彼らを選んだ理由については「踊りが完璧。歌も歌えて、自分たちで演出もできていた」と、述べていたそうだ。
その少年隊が今回の「ジャニーズPremiumヒストリー」のリストから漏れているとあって、ネット上では「ジャニーさんが認めた少年隊がいないのは本当におかしい」「35周年なのに話題にすらしてもらえず、まだ解散してない少年隊の名前がないなんて……」「少年隊は、まだ解散してない。生出演はともかく、映像もなし? 3人ともジャニーズ事務所に所属してるのに……」「少年隊がいなくて納得いかない。このまま『ジャニーズ56年の歴史』というテーマで放送するのは恥ずかしくないの?」「少年隊なしにはジャニーズの歴史は語れない。映像でいいから、若かりし頃の彼らに会いたい」と、批判的なコメントが多く上がっている。
少年隊だけでなく、過去の主なデビュー組ではシブがき隊、男闘呼組、忍者、タッキー&翼なども記載がないものの、これらのグループはすでに退所しているメンバーがほとんど。解散もしておらず、メンバー全員が事務所に在籍している少年隊が省かれた点に対して、ファンがショックを受けるのは当然だろう。番組公式Twitterや、日テレ公式@宣伝部のアカウントに向けても、少年隊の映像使用に関する意見や要望が寄せられている。
「特にここ数年、少年隊ファンクラブの年会費(4,000円)を支払っている人々からは『何のためのファンクラブなのか』といった不満の声が出ていました。事務所サイドに否定的な感情を抱いているファンも少なくないためか、『少年隊の存在がなかったかのように扱われるのが悔しい』『少年隊の扱いが不自然すぎて怒りを覚える。ジャニーズ事務所には不信感しかない』『日テレ側が少年隊を外すとは思えないから、事務所の意向かな。それともメンバーの望み?』『実際はどうかわからないけど、日テレが決めたというより、事務所からの指示だと捉えた』と、邪推するコメントも見受けられます」(同)
また、山下とKAT-TUN・亀梨和也による「修二と彰」など、ジャニーズタレント同士で組んだユニットの紹介はないのかと気にする声も出ており、「ジャニーズPremiumヒストリー」は放送前の時点で波紋を呼んでいる。果たして25日の放送で、少年隊の映像はオンエアーされるのだろうか?