林遣都、『おっさんずラブ』降板理由は「役のイメージ定着」阻止!? 波紋呼んだ「続編拒否」の女優・俳優
2018年の田中圭主演連続ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)の主要キャストだったものの、昨年放送された第2シリーズ『おっさんずラブ- in the sky-』(以下、『in the sky』)から降板した林遣都。『in the sky』は、設定が大幅に変更、さらに千葉雄大ら新キャストが起用されたことで、ファンの間ではかんかんがくがくの議論が巻き起こったが、その背景にあるとみられる林降板の理由は「役のイメージ定着を恐れて」のものだったと、3月5日発売の「週刊文春」(文藝春秋)が報じている。芸能界ではよく聞く「続編オファー拒否」だが、林は今後も、この信念を貫けるのだろうか。
同誌によれば、NHK朝の連続テレビ小説『スカーレット』の出演も決まりかけていたことも相まって、林サイドが『おっさんずラブ- in the sky-』出演を断ったのだという。また、所属事務所・スターダストプロモーションは、近頃、林のインタビュー取材時には『おっさんずラブ』を禁句扱いしているのだとか。
「直近でこうした“続編拒否”が話題になっていた人物といえば、やはり米倉涼子でしょう。主演ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)続編への出演をめぐっては、米倉サイドと局サイドの間で“綱引き”が行われていたようです。なんでも米倉は、16年の第4シリーズ頃から、役柄のイメージ定着を理由に『出演は今回が最後』と周囲に漏らすなど、続編への出演に消極的になったと言われています」(週刊誌記者)
米倉の意向を尊重したテレ朝は、第5シリーズ放送の翌18年に、米倉主演の新ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』を制作。全話平均15.7%が(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という高視聴率をマークした。
「しかし、弁護士資格をはく奪された主人公が弱小法律事務所を立ち上げ、超エリート弁護士たちに立ち向かっていくというあらすじは、フリーランスの女性天才医師が患者を救い、病院の権力という闇にメスを入れていく『ドクターX』のストーリーを彷彿とさせ、視聴者からは『主人公が「ドクターX」の大門にしか見えない』『やっぱり「ドクターX」の続編が見たい』という声が続出。テレ朝側が根気強く米倉に交渉を続けた結果、昨年末には『ドクターX』の第6シリーズが放送されています」(同)
また、かつては木村拓哉も「連ドラの続編出演はNG」とされていたという。
「これには、木村本人のポリシーという説や、当時のチーフマネジャー・飯島三智氏の意向とする説など諸説ささやかれていましたが、いわれはともかく“続編NG”であることは業界内で知られていました。そのため、14年に『HERO』(フジテレビ系)の13年ぶりとなる続編が放送された際には、『掟破り』だと散々報道されていたものです。現在は、この“ルール”も撤廃されているようで、今年は18年放送の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)の続編放送が決定しています」(テレビ局関係者)
林に関しては、主演ではなかったこともあってか、『in the sky』では“後釜”となるキャストも用意され、設定も一新。早々に放送に至った。
「しかし、こうしてみると、たとえ『イメージ定着』を恐れて一度は続編出演を蹴ったとしても、結局“返り咲き”するパターンも散見されます。林も、『in the sky』の降板には、相当な覚悟があったと思いますが、降板によってドラマの設定が大きく変わってしまっていますから、『戻りたくなってももう戻れない』可能性が高いですね」(同)
今後、『おっさんずラブ』が長期シリーズ化したとしても、林の再登場には一縷の望みも残されていないのだろうか――。