嵐・相葉雅紀、『嵐にしやがれ』関係者が「会社封鎖した」「盗撮しないで」とファンに苦言
2月22日に放送された『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)のツーリング企画の中で、嵐・相葉雅紀が岡山県の名所を訪問。ロケ中、デニムでできたサメ型のリュックを見つけて購入した相葉は、これを背負ったままツーリングを続行。番組の影響からか、放送後には、サメリュック製造元のTwitterアカウントが「ドアの外から黙って写真」を撮る人がいることなどを報告。嵐ファンとみられる人たちの“迷惑行為”によって、会社の入り口を封鎖せざるを得なくなったという。
22日の「相葉雅紀のツーリング企画」では、相葉が岡山県・倉敷市をスタートし、うどんで有名な香川へ。道中、「デニムの聖地」と呼ばれる岡山・児島に立ち寄り、デニム素材の小サメのリュックを購入していた。このリュックを作った縫製工場「ProStudio KASEI」のTwitterアカウントは、放送翌日の23日午前9時の時点で問い合わせメールが殺到している旨をツイート。同日午後3時台になると、「ドアの外から黙って写真を撮る方も現れております。縫製工場としての特性上、取引先様からの預かり物や未発表の物もありますので盗撮のように撮影しないでください」と注意喚起した。
また、番組内では相葉がリュックを購入した店名が表示されていなかったとして、児島ジーンズストリート内の「ダニアジャパン」であると紹介。しかし、それでも工場にやって来る人は減らなかったのか、24日午後2時台に「とうとう会社入口を封鎖しました。道路から玄関口まで10m弱あるのに入って来るか?」「嵐ファンみんながそうじゃないと信じたい」と、“封鎖”した入り口の写真付きで不快感を訴えた。取引先が来るたびに入り口を開けるため、作業の手が止まってしまうものの、玄関から覗かれるのは「気持ち悪いから仕方ない」と正直な思いを吐露。さらに、Twitterユーザーのメッセージを受けて「うちは店舗ではないので放送に映ったのは『小サメ』だけなのですよ」「勿論、相葉くんも来ていません」と返信しており、工場側は思わぬ反響に困惑している様子だった。
「嵐ファンはこれらツイートに向けて、『一部のファンがご迷惑をおかけして、同じファンとして申し訳ない』など、お詫びのリプライ(返信)を送っています。Twitterで苦言を呈した影響なのか、25日は来訪者が少なくなったようで、『平和』に作業が行えたことを綴っていました。なお、相葉効果で注文が殺到しているのか、WEB通販の依頼フォームを閉じ、新規受注も一時的に中止するとか」(ジャニーズに詳しい記者)
一方で、ロケ中に登場した別のアイテムも価値が上がっている。相葉は岡山・倉敷美観地区内の土産物店で交通安全のお守りにもなる「桃太郎印」(税込550円)のステッカーを購入し、ヘルメットに貼り付けていた。25日の段階で、フリマアプリ「メルカリ」では、同商品が2枚セットで3,500円、1枚2,000円前後で出品されている。ほとんどが『嵐にしやがれ』で相葉がゲットしたものだという説明付きで、最安値の888円はすでに買い手がついていた。元は1枚550円(税込)とあって、2~3倍で転売されている状況だ。
ちなみに、相葉が訪れた「くらしき光畑」の公式Twitterアカウントは、桃太郎印のステッカーについて「遠方の方、送ることも出来ますよ」とお知らせし、申し込み方法などをアナウンスしている。値段は、ステッカー1枚(550円)×枚数、スマートレター代180円+手数料20円がかかるそうで、メルカリなどで入手するよりも同店に発送してもらった方がお得かもしれない。
「嵐メンバーが撮影で使った場所といえば、これまでにも多くのファンが詰めかけ、トラブルに発展するケースがありました。2013年、嵐が出演する日本航空(JAL)のCMに登場した北海道・上富良野市の“5本の木”は私有地に生えていましたが、嵐人気でいつしか観光スポットになってしまったんです。その結果、ゴミのポイ捨てや違法駐車などが問題視されました。15年には、シングル『青空の下、キミのとなり』(同5月13日発売)のミュージックビデオ撮影でメンバーが訪れた千葉県内のスタジオが、『嵐のファンの皆様へ』(同4月27日付)と題したブログを更新。撮影用の貸しスタジオではあるものの、基本的に住居として人が住んでいるといい、『出かけて戻ると庭に人が入っていたり留守中に人が入っていたと近隣の方に言われたりしました』と被害を告白。見学は控えるようにと、異例のお願いを掲載しました」(同)
嵐だけではなく、今年1月にはKing&Princeメンバーが来店した店も、ファンに悩まされているとつぶやき物議を醸した。『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、これまでに2回、岸優太と平野紫耀が「外国人美女のナンパ」に挑戦する企画を放送。ナンパに利用する店の場所を特定したファンが“聖地巡礼”する中、ネット上で同店は「ナンパカフェ」と呼ばれるようになってしまったとか。
すると、今年1月に入って、カフェの店員とみられるTwitterユーザーが「また今日もナンパカフェ、ナンパカフェ、ナンパカフェ、って。。#キンプリ のイメージまで悪くなりそうで、みなさんどういう気持ちで発言されてるのでしょうか」と、愚痴をツイート。「ナンパ○○」との呼び名は、取引先やお客さんにも悪い印象を与えてしまう可能性を示唆し、「#キンプリ ファンの方々には、もう少し人の気持ちをご配慮いただきたいです」などと、怒りをにじませていた(一連の書き込みはその後削除)。
今後、ジャニタレが足を運んだスポットに向かうファンは、くれぐれもマナーを守り、節度ある行動を心がけてほしいものだ。