「知ったかぶりで恥をかく」と悩む人へ……プウ美ねえさんが「罪はない」と諭すワケ
家族関係、恋愛、夫婦関係、仕事、結婚、介護、人生……サイ女読者のお悩みに“プウ美ねえさん”こと熊田プウ助が、いつもそばに置いておきたい“エプロンメモ”とともに回答します。
<今回のお悩み>
「『わからない』と言うのが恥ずかしい」
知ったかぶりをしてしまい、恥をかくことがよくあります。共通の趣味を持つ友達と話をしているとき、「これ知ってる?」と聞かれると、「わからない」「知らない」と言うのが恥ずかしく、ついつい「知ってるよ」言ってしまいます。その後、詳しくそのことについて聞かれ、何も答えられず、怪訝な顔をされるのです。どうして知ったかぶりをしてしまうのか、自分でもよくわからないのですが、この知ったかぶりの癖はどう直せばいいでしょうか(A子さん、28歳)
【プウ美ねえさんの回答】
知ったかぶりをしたことがないひとはいません。おねえさんなど、発言の半分は知ったかぶりでできています。
他人の評判を傷つけたり、わるく決めつけたりする知ったかぶりは厳につつしまなければなりませんが、自分をおおきく、スマートに見せたいがために背伸びする行為はがいして罪がないものです。知ったかぶりをされて傷ついたことがありますか? おねえさんのようにつねに知ったかぶってばかりいると「この人は本音で会話する気がない」「この人と腹を割った話はできない、おちつかない」と敬遠されるようになり本人が損をしますが、たまの知ったかぶりなら「自分に追いつこうと必死になっている」「ばればれの背伸びをするなんて本物の悪者ではないのだろう」ぐらいに思われ、むしろ相手にかわいい印象をあたえているかもしれません。そもそもたいへんストレートに弱みを見せているのですから、警戒されません。
小さい子供時代、そしてはじめての環境になじもうとするとき、またあなたのように共通の趣味をもつお友達を得てご自分の世界をおおきくひろげようとするとき、ついつい知ったかぶってしまうものです。「見栄をはらなくても居心地よくつきあえる」という実感が生まれれば自然にへります。また、本当に尊敬できて、なんでもやさしく教えてくれる人と一緒にいるときなどは、はりあう気持ちが出ないものです。そのお友達とも、武装しなくてもよい、リラックスした関係が築けるとよいですね。
【今月のエプロンメモ】
家族や友達とのあいだで過去に知ったかぶった事柄に関連した話題がでて「おねがい、あのとき知ったかぶったことは忘れたフリをしてね」「うん、絶対に忘れないけど今はあえてあげつらわないわ」とテレパシーで会話するときなど、ぐっと親しみをかんじられてよいものです。
<お悩み大募集>
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