向井理主演『10の秘密』、5.4%で打ち切り寸前! 「『あな番』には敵わない」「作りが雑」の声
今夜、第6話が放送される向井理主演の連続ドラマ『10の秘密』(フジテレビ系)。2月11日に放送された第5話は5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録するなど“低迷ぶり”が目立ち、一部の業界関係者から「このままでは打ち切りの可能性も十分ある」という声が上がっているという。
「同ドラマは、主人公のシングルファザー・白河圭太(向井)の娘・瞳(山田杏奈)が誘拐された事件に、さまざまな“秘密”が絡み合う本格サスペンスです。向井は放送前から、ドラマの公式サイトに『放送中にでた宿題を次の週の火曜日までに考えていただくような作品にできれば』とコメント。このことから同ドラマは、2019年4・7月期に放送され、視聴者の間で“謎解き”が白熱した『あなたの番です』(日本テレビ系)を意識して作られたのでは……と、指摘されていました」(マスコミ関係者)
初回放送後のネット上にも「『あな番』っぽい」という声が続出。視聴率は初回こそ8.9%を記録したものの、第2話は7.9%、第3話は6.7%、第4話は6.2%と低空飛行し、第5話で自己最低を更新した。
「向井といえば、16年に主演した連ドラ『神の舌を持つ男』(TBS系)が、第6話で3.8%という衝撃の低視聴率を記録し、全話平均は5.6%と“大爆死”しました。同ドラマは映画化もしていますが、その興行収入も1億円止まり。また、同10月発売の『週刊新潮』(新潮社)によると、大赤字をかぶることを回避したかったTBSが製作チームから離脱したとも報じられました」(映画誌ライター)
実際、局からの製作出資はなく、TBSがドラマ版でいかに“ガッカリ”したのかが伝わってくるが、その後、向井はしばらく地上波の連ドラ主演から離れていた。
「業界内で『今回、結果を残さなくては、今後プライムタイムの連ドラ主演は難しい』と言われていた中での『10の秘密』ですが、視聴率はこの惨状ですし、相変わらずネット上にも『「あな番」には敵わない』『「10の秘密」は作りが雑』など否定的な意見が多い。また、“主人公やその周囲の過去に秘密がある”という点が、吉高由里子主演で放送中の『知らなくていいコト』(日本テレビ系)や、竹内涼真が主演を務めている『テセウスの船』(TBS系)と『似ている』との声も」(前出・関係者)
『テセウスの船』は、2月16日放送の第5話で自己最高の11.8%を獲得。『知らなくていいコト』は低迷中とはいえ、同12日放送の第6話は8.4%と、『10の秘密』より3ポイントも高い。
「『あな番』や『テセウスの船』と同じミステリードラマでありながら、派手にコケている『10の秘密』。ドラマを放送するフジテレビの『火曜夜9時』枠自体、ここ1年だけでも『後妻業』(19年1月期)が全話平均6.2%、『パーフェクトワールド』(同4月期)が6.4%、『TWO WEEKS』(同7月期)が6.5%、そして『まだ結婚できない男』(19年10月期)も9.3%と不調のため、局としては『10の秘密』に過去のヒット作の続編だった“数字が取れそうな要素”を盛り込んだつもりなのでしょうが、どうも裏目に出ています」(同)
ちなみに、同枠では『後妻業』最終回(第9話)の5.1%が、過去1年間の単話最低となっており、すでに『10の秘密』が塗り替えそうな雲行きだ。
「『後妻業』は5%台を連発し、9話で終了しましたが、『10の秘密』に関しても、ネット上では『展開や設定に無理があって、見るのをやめた』などリタイア視聴者が続出しているだけに、“打ち切りへのカウントダウン”が始まっているのかもしれません」(同)
ドラマ内で“10の秘密”が解き明かされるのと、打ち切り決定、どちらが早いだろうか。