【コンビニスイーツ】ローソン「ダイエット中OK」! 管理栄養士のおすすめおやつ3品
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“ジャンクフード大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
第2回:ダイエット中でも罪悪感なく食べられるスイーツって、「ローソン」にありますか?
ダイエット中は間食を減らす――と目標を立てても、我慢しすぎるとストレスがたまり、ダイエット自体が長続きしませんよね。「甘いものを我慢したくない、でも太りたくない!」そんなわがままに応えてくれるスイーツを、川村先生に教えていただきました。
――ダイエットというと“カロリー”を気にしがちですが、「1日に摂取してもよいカロリー」はどれくらいですか?
川村郁子氏(以下、川村) まず大前提として、1日にどれだけのカロリーを摂取して、どれだけのカロリーを消費しているのかは、人によって異なります。何を食べてどんな運動をしたのか、日によっても違うはずなので、断定するのは難しいですね。一方で、間食のカロリーについては、目安になる数字があります。厚生労働省が運営する情報サイト「e-ヘルスネット」に、「一般的には1日に200kcal程度の間食が適量だと言われています」と記載があるので、これをひとつの基準にするとよいのではないでしょうか。「ローソン」商品で比較すると、「手巻おにぎり 熟成辛子明太子」が186kcalなので、200kcalは案外多いと感じるかもしれません。
――カロリー以外で気にしたほうがいいポイントはありますか?
川村 ダイエット中に不足しがちな栄養素を補うために、「食物繊維が摂取できるもの」「ビタミン・ミネラルが摂取できるもの」を意識的に選ぶとよいでしょう。
――以上のことを踏まえて、オススメの「ローソン」スイーツを教えてください。
「シュー・ア・ラ・クレーム」150円(税込)/189kcal
低カロリーかつ満足感を得やすいコンビニおやつとしては、ズバリ「シュークリーム」がおすすめです。クリームたっぷりでスイーツとして満足感を得られますが、カロリーは結構低く抑えられているんですよ。また、シュークリームに使われるカスタードクリームは、卵や牛乳で作られているため、タンパク質を摂取することもできます。シュー生地も軽いですから、ほかの洋菓子に比べるとカロリーが低く、「洋菓子が食べたいけど、なるべくカロリーを抑えたい」という場合にピッタリです。
「ひとくち焼きいも」138円(税込)/91kcal
さつまいもは「糖質だから避けたほうがいい」と思われがちですが、不足しがちな食物繊維を補うことができるので、ダイエット中にはむしろおすすめ。カロリーも低くおなかにたまるので、ちょっと小腹がすいたときにつまむおやつとしてよいでしょう。
「ひとくちソイクランチチョコ」148円(税込)/171kcal
こちらは「ナチュラルローソン」の商品ですが、個人的に大好きな一品です! 罪悪感なくチョコレートを楽しみたい時におすすめで、1袋でタンパク質を12.6g摂取できるのも高ポイントですね。
……と紹介してきましたが、本音を言えば、栄養価やカロリーにこだわりすぎず、好きなものを楽しむのが一番だと思います。スイーツを食べた日は、いつもよりも多めに運動したり、揚げ物を控えたり、ほかの要素で調整すればいいのです。ストレスをためず、楽しく健康的なダイエットを心がけましょう!
次回……「マクドナルド」朝マックは手軽なだけじゃない!? 知られざる栄養価に注目
(文:佐藤真琴)
■川村郁子(かわむら・いくこ)
管理栄養士。中村学園大学栄養科学部栄養科学科卒業。九州の病院栄養士経験を経て独立。レストランのヘルシーメニュー監修、栄養専門学校講師、企業・大学での食育講演を行いながら、「コンビニや外食との上手な付き合い方」「15分で作れるかんたん栄養めし」の提案をしている。
インスタグラム/WEBサイト:「酒好きの食育」