嵐、アルバム収録256曲配信で“古参ファン”の怒り爆発? 「今さら意味ない」「期待外れ」と批判のワケ
嵐が過去にリリースしたオリジナルアルバム全16枚のデジタル配信が、2月7日よりスタート。対象作品は、廃盤となってしまった1stアルバム『ARASHI No.1~嵐は嵐を呼ぶ~』(2001年1月発売)から、17年10月発売の『「untitled」』までで、通常盤の計256曲が配信される。先日、嵐の公式SNSに「0」から「256」までカウントする“予告動画”がアップされ、ネット上で話題になっていたが、この数字はアルバムの楽曲数だったことが判明した。そんな中、ファンの間では「期待外れ。アルバムを持ってるファンにとっては意味がない」「廃盤になったアルバムが配信されるだけでも価値がある」などと、賛否両論が巻き起こっている。
20年末をもって活動休止に入る嵐。昨年11月には、サブスクリプション型音楽ストリーミングサービスにて、過去の全シングル64曲と、初のデジタルシングル「Turning Up」の配信を開始。これまで、ジャニーズのアーティストは楽曲配信に消極的だっただけに、ネット上でも「ついに嵐がサブスク解禁!」と話題になっていた。一方、2月4日に嵐の公式Twitterやインスタグラムへ投稿された「256」カウントアップ動画は、コンサートでの「嵐コール」が音声として入っていたこともあり、「ライブDVDの発売日と関係あるのかな?」「もしかして新しいツアーが始まるとか!?」などとネット上で予想が飛び交い、ファンの期待を高めていた。
「嵐は、今年の春に中国・北京でコンサートを行うと告知しており、5月にも東京・国立競技場で公演が控えています。しかし、年内のコンサートツアー情報は明らかになっていないため、ファンは色めき立っていたのでしょう。ところが、2月5日になって『256』の動画がアルバムの配信を表していたとわかり、主に“古参ファン”たちは『煽っておいてこれだけだったから、ガッカリした』『全アルバムを持ってるファンのことはどうでもいいの? 今までお金を出してきた人たちのことは蔑ろにするんだね』『匂わせといて、アルバム所有者にはなんの需要もなくて腹が立つ。勝手に期待した方が悪いの?』と、落胆しています」(ジャニーズに詳しい記者)
また、嵐といえば、昨年1月27日に活動休止会見を開いた際、櫻井翔が「2年近くかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これは我々の誠意」などと、ファンに向けて語っていた。長年、嵐を応援してきたファンは、こうした発言を引き合いに出し、「アルバム曲を配信して喜ぶのは、にわかファンや一般人だけで、既存のファンは置いてけぼり。嵐の言う感謝って何?」「嵐を応援してきたファンなら、当然アルバムは持ってるわけで、今さら配信とか意味ない。どこへ向けての感謝なのか教えて」「嵐は何がやりたいの? 『ファンに感謝するための2年』って言ったのは彼らなのに……」と、怒りや悲しみの声があふれている。
とはいえ、これらの批判とは対照的に、「よりたくさんの人に嵐の良さをわかってもらえるチャンス」「文句を言ってる人もいるけど、廃盤になっているアルバムを手に入れられなかった人たちからしたら、デジタル配信はうれしいと思う」と、好意的な意見も少なくない。さらに、他グループを応援するジャニーズファンも配信には前向きなようで、「ジャニーズ全体でサブスク解禁してほしい!」「嵐のアルバムに続いて、ほかのジャニーズも配信始めてくれないかな?」といったコメントも少なくない。
嵐ファンの間では、ニューアルバムの制作や、シングルのカップリング曲が中心となっているコンピレーションアルバム『ウラ嵐マニア』(12年9月発売)の続編を求める声も。果たして今後、“古参ファン”も喜ぶようなサプライズは待ち受けているのだろうか?