ママ友LINEグループの「教えてママ」に怒り爆発! 「保護者会には来ないのに!」と不満も
一方、小学生の子どもを持つママたちにとって、「欠席の連絡」は頭を悩ませるものの一つだという。多くの公立小学校では、欠席の連絡のために、保護者が学校に電話するのが禁止事項となっている。なんでも、インフルエンザなどが流行した際、職員室の電話がつながらない状況になってしまうのを避けるためだという。その代わりに、家が近所の子や同じクラスの友達に、欠席の旨を書いた連絡帳を預け、担任の先生に渡してもらわなければならないそうだ。
なんともアナログな方法での欠席連絡だが、入学前の説明会が行われる2月のシーズン、ネット上では「誰も知り合いがいない、欠席連絡はどうしよう」というママたちの悲痛な声を見かける。
昨年から、都内にある小学校に息子を通わせている裕美さん(仮名)は、子どもの具合が悪くなると、自分も気分が落ち込むという。
「学区から遠い保育園に子どもを預けていたため、小学校に知り合いが誰もいなかったんです。入学してみると、すでに園時代のママ友たちがグループをつくっていて、欠席時の連絡帳の受け渡しもグループチャットでささっと連絡を取り合い、仲間同士で快くやっているようでした。私は、交流がなかった近所のママさんに、思いきってLINEの連絡先を交換してもらい、欠席の時には『連絡帳をお願いします』とメッセージを送りました」
連絡帳をほかの児童に預ける場合、保護者にLINEであらかじめ頼むことが主流となっているようだ。
「うちの子は体調を崩しやすいタイプで、よく学校をお休みするんですが、LINEで『お願いします』と送ると、いつも『大丈夫ですよ』と一言しか返信がなくて……。このママさんと私は、PTAのメンバーで、彼女はそのグループチャットでは、とても張り切ってメッセージを送っているんです。そのギャップを見ると、自分が参加していないグループチャットで、『あの人は頼んできてばかりで図々しい』と言われていないか、勝手に心配になってしまいます」
今はLINEのおかげで、頼みごとがしやすくなった半面、お礼などの礼節が欠けてしまっているのかもしれない。一方で、「こんな気軽に頼んでしまって、相手にどう思われているか」と過剰に不安に駆られるケースもある。そんな便利さゆえにこじれてしまう、ママ友コミュニケーションの側面を見たような気がした。