セレーナ・ゴメス、ジャスティン・ビーバーとの交際は「精神的な虐待だった」
1月10日にリリースした新作アルバム『Rare』が、全米アルバムチャート初登場1位を獲得したセレーナ・ゴメス。収録曲の中でも特に注目を集めたのが、昨年10月に発表した、元恋人ジャスティン・ビーバーとの交際/別れを歌った「Lose You To Love Me」「Look At Her Now」。そんなセレーナが、最新インタビューでジャスティンから精神的虐待を受けていたことを激白したのだ。
26日に公開された米ニュースサイト「NPR Music」のインタビューでは、セレーナは「Lose You To Love Me」について「(交際は)敬意を感じられない終わり方を迎えたけど、受け入れた。でも、彼に言いたかったことを、何らかの形で口から出したかったの。憎しみを表現した曲じゃないのよ」と説明。「これ、ジャスティン・ビーバーにさよならを告げる曲なんですよね?」とインタビューアーから念を押されると、「どうしても、その名前を出さなきゃいけないわけね。わかるけど」と苦笑いした。
「(ジャスティンとの交際で精神的に)苦痛を受けていた頃を振り返ってみて、一番大変だったのはその状態から抜け出すこと?」という質問には、「いいえ。だってその状態から私は強さを見つけることができたから」と答え、「被害者意識を持ち続けることは危険だと思うのよ。私はある種の虐待被害者だと感じているのだけど」と、さらっと告白。
「精神的な虐待?」と尋ねられると、セレーナは「えぇ。大人として、なんとか(されていることを)理解しなければならないと思ったわ。自分が何を選択しているのかを理解する必要もあった」と認め、「残りの人生、このことばかりを話したいわけじゃないけど、今の自分がこれまでで一番強くなったことにすごく誇りを持っているの。できる限りの品格を保ちながら、問題を乗り越えられたことにもね」と語った。
抽象的な言葉でわかりにくい部分もあるが、セレーナのこの発言が大きく注目されている。というのも実はジャスティンは昨年9月3日、インスタグラムに「19歳の頃、かなり重度のドラッグ依存症に陥り」、自分を愛し信頼してくれた人たちを「虐待してきた」と激白。「イライラして、女性を蔑視するようになり、怒るようになった」「自分を愛してくれるすべての人間と距離を取り、殻に閉じこもった。もう元の自分には戻れないと思うほど、人格がおかしくなった」とつづり、いわゆるモラハラのような「虐待」をしたことを認めている。
19歳だった13年当時、ジャスティンはセレーナとくっついたり離れたりの交際をしていたため、ネット上は「セレーナを浮気で傷つけたことに対する懺悔かな」「いや、浮気を非難するセレーナに、冷たい態度をとったりしたんじゃない?」「浮気とか関係なく、セレーナを精神的に虐待してきたという告白でしょ」などと大騒ぎになった。今回のセレーナの発言は、ジャスティンの懺悔を認める形となったのだ。