なにわ男子・大橋和也、意外な才能発覚で「転職宣言」!? 西畑大吾は「止めないんで!」
関西地方で放送されている夕方の報道・情報番組『キャスト』(朝日放送)に、水曜レギュラーとして出演している関西ジャニーズJr.内ユニット「なにわ男子」。メンバー7人の中から週替わりで2人がロケに出て、関西のさまざまな仕事に体当たりでチャレンジするコーナー「なにわの仕事を学びまSHOW」を担当している。
1月15日の放送回は、先週に引き続き「特別編」として、メンバー全員で300年以上続く大阪発祥の伝統芸能「文楽」に挑戦する。
文楽とは、語り手となる太夫と三味線の演奏、そこに人形劇が合わさった、三位一体で演じられる総合芸術で、ユネスコ無形文化遺産にも登録された、大阪が世界に誇る伝統芸能。先週は、物語を進める「太夫」役の大橋和也、人形遣いAチームの高橋恭平、藤原丈一郎、西畑大吾、人形遣いBチームの道枝駿佑、大西流星、長尾謙杜に分かれて、それぞれ練習に励んだが、アイドルにも容赦ないスパルタ指導に、藤原が「助けて……帰りたい」と弱音を吐く一幕もあった。
そして今週は、なにわ男子メンバーが『伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)』という演目を披露する。『伊達娘恋緋鹿子』とは、愛する人の切腹を止めるため、火事だとウソをつき火の見やぐらの半鐘を打つ「お七」の物語で、文楽の中でも特に激しい“恋情モノ”だという。
物語の前半を担当するAチームは、人形で繊細な感情を表現することが難しい様子。同番組で器用ぶりを発揮してきた高橋も「できる気がしない……まじで」とうなだれてしまう。一方、後半を担当するBチームも、火の見やぐらを激しく上る人形の動きに悪戦苦闘。やぐらの中から人形を動かすため、動きをまったく目視できず、人形の首が180度回転してしまい、「首が怖い」と3人が苦笑いする場面も。しかし、長尾からは「改善点はたくさんありましたけど(完成に)近づいている」と頼もしい発言が飛び出す。
そんな中、ひとり黙々とカセットテープで練習に励んでいた大橋の元に、ようやく指導役の六代豊竹呂太夫が到着。“巨匠”と言われる豊竹呂太夫は、多忙を極めるため、2時間しかスケジュールを押さえられず、ここでの登場となった。豊竹呂太夫は大橋に「ええ声聞こえてたで」と声を掛け、めきめき上達していく大橋を「なかなかええ筋してるわ」と称賛。
そしていよいよ本番を迎え、それぞれが学んだ成果を披露。弱気な発言が多かったAチームだったが、息を合わせて見事に演じきり、Bチームも死を覚悟した激しい「お七」をしっかりと表現して無事成功した。
本番を終えると、指導役の人形遣いから「1日であんなにできたのは、すごいと思います」と労いの言葉が。さらに豊竹呂太夫も「お客さんが聞いても見ても感激したんちゃうかな」「大橋くんも、よう声出してね」と大橋を評価した。すると、“巨匠”に褒められ、調子に乗った大橋は「転職しようかな」と一言。しかし、西畑から「僕らは止めないんで」と言われてしまい、大橋が「なんでや! 止めてや!」と慌て、スタジオの笑いを誘った。
今回のなにわ男子の挑戦に、ネット上で反響が大きく「みんなの努力が素晴らしかった」「短時間であそこまでできるのは本当にすごい! 感動した」といった声が寄せられた。