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『24時間テレビ』『世界の果てまでイッテQ!』……ヤラセ疑惑が浮上し大ブーイング!

2020/01/12 11:45
立花はるか
『24時間テレビ 愛は世界を救う』(日本テレビ系)公式サイトより

 2011年8月20、21日に生放送された『24時間テレビ 愛は世界を救う』(日本テレビ系)の放送内容に、8年の時を経てヤラセ疑惑が浮上し、ネット上で物議を醸している。同番組は、タイ北部・チェンマイ県の人々が、東日本大震災で亡くなられた犠牲者の冥福を祈り、数千個の灯籠を空に放つ「コムローイ祭り」を行ったと放送していた。

「19年12月18日配信のウェブサイト『TABLO』の取材によると、灯籠の制作や飛ばす人々を、テレビ局側が金銭を支払って募っていたそうなんです。また、現地の女性は『コムローイ屋と町役場が協力してやったイベント』『そこに日本の撮影隊が来てコムローイの映像を撮っていった』と証言。この報道にネット上では『震災の犠牲者や遺族にもすごく失礼』『感動の押し売りに加え、ヤラセはダメ』『ヤラセが当たり前の日テレだから驚かなかった』というコメントが上がりました」(芸能ライター)

 また、昨年の8月24、25日に生放送された『24時間テレビ』にも、過剰演出なのではという指摘があった。

「24日深夜に放送された嵐・二宮和也MCの企画『お節介バラエティー「あの人に会いたくない!」』に、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹とりんたろー。が出演。番組では、兼近が中学時代に二股をかけたせいで、交際女性・マナさんが男性不信になったというエピソードをまとめたVTRが放送されました」(同)

 しかし、放送終了後にマナさんは「伝えたいこと」というタイトルの動画を、自身のYouTubeチャンネルで公開。その中で「実際に浮気を目撃したわけじゃない」「男の人を怖いと思ったことはないです」とVTRの誤りを指摘した。また、スタッフから「兼近の悪いエピソードいっぱいください」と言われたそうだが、思い当たらず、「兼近と付き合っていた約2年間は、自分の中で本当にすごく良い思い出」とも話している。

「その後、番組で兼近のことをかばっていたりんたろー。は、自身のTwitterでマナさんの動画を紹介しながら『何が本当か俺にはよくわかんないけど、俺がそばで見てきたあいつか兼近であることは真実で。だからあの場で自分に嘘ついて兼近を否定するような変なノリに参加する事だけは出来ませんでした』(当該ツイートは削除済み)と投稿。すると、この件がネット上に拡散され、『番組側の演出がひどすぎる』『視聴率の為なら、芸人を潰そうとするんだね……』『ネタがないからって、でっち上げるのはダメでしょ』など、日テレへの批判が寄せられました」(同)

 また、同局の人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(同)は、これまでに2度ヤラセ疑惑が浮上している。

「1度目は、18年11月に『週刊文春』(文藝春秋)が報じた、宮川大輔の“祭り企画”。日テレ側は捏造の意図は否定したものの、一部過剰な演出があったことは認めています。そして、2度目にヤラセ疑惑が浮上したのは、19年6月2日に放送した、出川哲朗とデヴィ夫人、河北麻友子による無人島企画です。その中でエビを釣り上げるシーンがあったんですが、エビがピクリとも動かなかったため『スタッフが買ってきた仕込み?』『普通はもっと暴れるのでは』といった指摘が相次ぐことに。『イッテQ』に関する一連の騒動に、ネット上では、『時間がたってないのにもう次の疑惑?』『だから「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)に、視聴率を抜かれたんでしょ』など厳しい意見が飛び交いました」(同)

 番組を成立させる上で、ある程度の演出は必要なのかもしれない。しかし、視聴者を裏切るような“捏造”や“ヤラセ”は信頼を失うだけだろう。
(立花はるか)

最終更新:2020/01/12 11:45
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